どの時間帯に走るか?これはランナーの皆さんの悩めるところだと思います。休みの日ならともかく、仕事のある平日にランニングのための時間を作るのは至難の業ですよね。早起きして早朝に走る人、仕事から帰宅して疲れた体にムチ打って走る人、あるいは夜型生活なので深夜に走る人、生活スタイルによって走る時間はさまざまです。
朝ランについて
よくランニングは早朝にした方がいいとか、いや早朝の朝食前に走るのは危険だとか色々な説を耳にすると思います。確かに早朝に走ると脂肪燃焼効率はわずかに良いという話もありますが、でも起床後でしかも朝食前の低血糖の状態でガッツリ走ると、途中でエネルギーが足りなくなって倒れてしまうので、非常に危険です。朝からしっかりと走りたい場合は、バナナなど軽めなものを食べてから走った方がよさそうです。また起床時には体は脱水状態なので、必ず水分を摂ってから走りましょう。
早朝ランは、走ったあとに脳が活性化されて頭がスッキリとするので、一日のスタートを切るには最高です。
夜ランのメリットとデメリット
でも仕事が夜遅くまであったり、生活が不規則なランナーには早朝ランは不可能です。それぞれの生活スタイルに合わせて走るのが、ランニングを継続させるコツなので、無理をしてまで早朝に走ることはありません。夜走ってもいいのです。しかも深夜に。深夜ランだと、まず人目がないので、ランニングフォームなどを気にせずに思いっきり走れますし、シンと静まり返ったところを走るのですから、とにかく走ることに集中することができます。深夜ランの場合は、音楽などは聴かずに静けさをBGMに走るのもいいかもしれませんね。
しかし当然のことながら、深夜ランは暗いので危険です。車からも良く見えるように、反射バンドやシールを装着するのはもちろんですが、ケガをする危険性もあります。足元が暗いので、段差やちょっとした障害物につまづいたりする可能性があるので、気を付けなければいけません。また女性の場合は、走っているとはいっても、夜道はやっぱり怖いので、できるだけ街灯がついている道や大きな道路沿いを走るか、ランニングパートナーと一緒に走るといいですね。
早朝ランの場合は走ったあとに頭がスッキリとしてその日一日気分よく過ごせそうなのですが、深夜ランで、寝る前に頭がスッキリしてもらっても困るので、寝る前の2時間前までに走るといいでしょう。走った後にゆっくりとお風呂にでも入って体をリラックスさせるのもいいかもしれません。
また深夜ランは、一日の終わりに走るわけですから、体も頭も走る前から適度に疲れています。そんな状態からランニングのスイッチを入れるのは正直しんどいかもしれません。ランニングは継続が大事です。深夜ランを習慣づけるためにも、時間を決めるとか記録を付けるなど、工夫をした方がいいかもしれませんね。