ランニングシューズに関することで、あまり注目されないシューズの紐の通し方。普段、紐の結び具合を気にしても、紐の通し方なんてあまり気にしないかもしれません。だから、シューズの紐の通し方はショップで買った時の状態のままって人は多いと思います。私もその一人。でも調べてみると紐の通し方にもいくつかあって、走り方によって変えた方がいい場合もあるようです。紐の結び方や通し方を変えるだけで、走るときのコンディションが変わることもあります。紐の通し方が足に合っていない場合、その状態で長距離走ると足のケガや不調の原因にもなりかねません。シューズの紐は、足とシューズを一体化させる重要な役割を持っています。たかが靴紐なんて思わずに、よく研究して自分に合った紐の通し方を見つけてみましょう。
正しいランニングシューズの履き方
ショップでシューズを購入するときに店員さんからシューズの履き方を伝授してもらったとは思いますが、もう一度ここでおさらいしてみましょう。
まず、シューズを早く傷めないためにも靴紐を結んだまま脱ぎ履きしないこと、足をしっかりと固定するためにシューズを履くときはかかとをまず合わせること、靴紐は左右均等に締めること。そしてつま先に近い部分、前足部はきつく締めずに、足の真ん中の甲のあたりから少しずつ締めていきましょう。最後に紐を結ぶときには、かかとを上げて足を踏み出す時のような形にしたまま、蝶結びをします。結んだ後に、紐がたくさん余って踏んでしまうことのないように、紐の長さもちょうどいいものを選びましょう。
シューズ紐の通し方
シューズの紐の通し方は、オシャレ仕様の色々なものもありますが、スポーツをするときのシューズの紐の通し方には代表的なものが2種類あります。
アンダーラップシューレーシング
まずは、穴の下から紐を通す「アンダーラップシューレーシング」。左右交互に穴の下から紐を通します。この通し方だと、長時間履いていても圧迫感がないので、初心者、足の甲が高い人や長距離を走る人に向いているそうです。
オーバーラップシューレーシング
次に「オーバーラップシューレーシング」という通し方は、逆に穴の上から紐を通すやり方です。こちらは、足をしっかりとホールドして紐が緩みにくいので、どちらかというと短距離を走る人向けのようです。
ただ、マラソンを走るから必ずアンダーラップシューレーシングで通すべきというわけでもありません。自分にはどちらの通し方が合っているのか両方とも試してみてください。
詳しい紐の通し方は、各シューズメーカーやショップのホームページに写真入りで掲載されているので、参照してみましょう。