私はスポーツジムに通っており、ランニングマシンやエアロバイクを活用しています。
最近のマシンは、運動時間や走行距離、心拍数、スピード・回転数、消費カロリー等が表示されますし、テレビやゲーム・ネットをしながら運動ができる等、機能充実ぶりには驚きます。
また、私の息子は、スポーツ自転車を購入し自転車通勤を楽しんでいます。
さて、ランニングと自転車の消費カロリーって一体どのくらい違ってくるのでしょうか。
まず始めに、消費カロリーの測り方について説明します。
消費カロリーの測り方には、機械で測る方法と計算式で測る方法があります。
機械は、オムロンから出ている活動量計が一般的です。
運動だけでなく、日常の活動(家事や事務等)で消費されるカロリー量を把握できます。
この活動量計は、ポケットに入れておくだけでセンサーが様々な動きを正確に測定してくれます。
計算式によるものでは、運動強度をもとに消費カロリーを算出するものが一般的だと思います。
[消費カロリー=1.05×運動強度×運動時間×体重]・・・①
ランニングだけの消費カロリーであれば、[消費カロリー=体重×距離(㎞)]で算出することができます。距離は携帯のGPS機能によって走った距離がわかるアプリがあります。
さて、次にランニングと自転車では消費カロリーはどちらが多いか?についてです。①の計算式で比較する場合、運動強度がポイントになります。それぞれの運動強度はおよそ次のようになります。
●ランニング
ゆっくり走る・・6
少し早め(時速8㎞)で走る・・7~8
早めに(時速10㎞)走る・・9~10
●自転車
買い物やレジャー・・4~6
ややきつくこぐ・・8
きつくこぐ・・10
消費カロリーを多くするためには、長い時間、有酸素運動をする必要があります。
早めに走ったり、きつくこぐ等、激しい運動は無酸素運動となりNGです。
1時間くらい、ゆっくりと楽に運動を続ける上では、ランニングと自転車の消費エネルギーはほとんど同じということになります。
ただし、自転車の場合は、周りの景色を見ながら運動をしたり、自然な風を感じることで爽快感を味わう等、長い時間運動することが可能です。
室内のエアロバイクでもゲームやテレビ、本を読みながら長い時間頑張っているご年輩の人がいます。
結局、ダイエットに適しているのは自転車の方になると思います。
実際に、自転車通学をして体重を落とした学生さんや、保育園の送り迎えに自転車を使ってやるうち痩せたママさん、自転車通勤をしてダイエットしたサラリーマンの人など、ダイエットを意識せずに自転車に乗り、そして良い結果が出ているようです。
また、自転車は基本的に座って行うため、膝や腰への負担が少ないメリットもあります。
ところが、ダイエットとしてよく取り上げられる運動のランキングでは、1位;ランニング 2位;水泳 3位;ウォーキング 4位;自転車という調査があります。
ママチャリなら低価格なものがたくさんありますが、スポーツ自転車となると値がはることから、このような結果になると思われます。
補足説明を一つ。
自転車競技の競輪選手は、太ももが盛り上がっていますが、自転車は脚に筋肉がつき太くなるというイメージを持たれると思います。
答えは、普通にやっていれば、ランニングと同じように脚は細くなります。
自転車も有酸素運動で体脂肪を燃焼させて運動のエネルギーを作っています。
体脂肪を燃焼させることは、身体の余計な脂肪が減ることですから、脚は細くなっていきます。
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