ランニングをすればお腹も減るし、ご飯もおいしくなります。
しかし、食べ過ぎ・飲み過ぎが原因で太ってしまっては元も子もありません。
ランニングによる正しい身体づくりをするためには、正しい食べ方を理解する必要があります。
ランニングと食事を考える時に、1日の体のバイオリズムの流れを崩ずすことなくランニングをして、食事を取ることが基本になると思います。
ランニングと食事の時間の効果とは?
まず、朝食をとることで体に朝を認識させ昼の活動準備をさせます。
夜は就寝2~3時間前に夕食を食べ終わり、腹八分目で質の高い睡眠につなげていきます。
このように、食事の時間や起床・睡眠時間等、1日の生活リズムを変えることなくランニング効果を高めていくことが大切になります。
さて、ランニングは食前と食後のどちらが良いかということですが、同じ運動量であればどちらも効果に差はありません。
しかし、食後のランニングでは消化器官や筋肉に十分な血液がいき渡らなく腹痛を起こすこともありますので、食後2時間経過してから開始した方が良いです。
また、食前のランニングで空腹感がある場合は、あめ玉やバナナ等を少し食べると良いです。
私は、朝の時間に余裕があるのであれば、朝食前のランニングをおすすめします。
朝の空腹時のランニングは、食事からのエネルギーがほとんどないので、体脂肪が分解されてエネルギーになります。
これを繰り返し行うことで日常生活でも脂肪燃焼しやすい体質になり、太りにくい体質に変わっていきます。
さらに、早朝の澄んだ空気の中を走ることで1日気持ち良く快調に過ごすこともできます。
仕事と両立するランニング
仕事をしている人の多くは、仕事帰りにジムで運動をしたり、公園等でランニングをしてから夕食をとります。
運動後30分くらいで食事をとれると、食事がブドウ糖に変換されやすく疲労回復や新陳代謝にとても良いです。
夕食をとってしばらくすると、体温と血圧が次第に下がって睡眠へと導かれていきます。
深い眠りの睡眠は、成長ホルモンが活発に分泌され筋肉が最大限修復されますので疲労の回復を早めます。
ところが、この逆の順序で行動すると、帰宅後夕食をとり2時間も時間をおくと就寝時間になってしまうこともあります。
また、ランニングしたとしても体温が上がり体のバイオリズムが崩れてしまい長続きしなくなります。
やはり、バイオリズムの流れを考えて、夕食前にランニングすることをおすすめします。
休日の時は、食後の2時間・食前の30分を考えて、早朝のランニングも良し、午前中のちょっと長めのランニングもあり、夕方の涼しい時間のランニングなどができると思います。
そして、1日通してどれくらい食べたのか(摂取カロリー)、どれくらい使ったのか(消費カロリー)を考えたり、食べる食材を見直したり、少ない量で満腹感を得る工夫をしたり、正しい食べ方について理解を深めていくことも大事になります。