毎年3万6000人のランナーが冬の東京の街を駆け抜け、1万1000人のボランティア、120万人の観客が参加する東京マラソンは、世界最高峰のマラソン大会です。
2007年からスタートした東京マラソンは、今回2019年大会で13回目を迎えています。
今回のテーマは初心者のための服装についての紹介です。
東京マラソンの気温に注目
2月下旬に開催される東京マラソンの過去のスタート時(9時)の気温と気候は以下のようになっています。
・2010年 5.0℃ 雨
・2011年 11.0℃ 晴れ
・2012年 6.0℃ 曇り
・2013年 4.6℃ 晴れ
・2014年 6.0℃ 曇り
・2015年 4.0℃ 曇り
・2016年 9.8℃ 晴れ
・2017年 8.6℃ 晴れ
・2018年 5.3℃ 晴れ

ほとんどのランナーは、スタート2時間くらい前に会場に到着します。そして、手荷物検査やセキュリティーチェックを受けますが、テロ防止のためけっこう時間がかかります。
そしてトイレを済ませ、8時ころまでには手荷物を預け、指定されたスタートブロックに整列をします。9時10分のスタートまでは、約1時間近くありますが、その間はレースで走る服装で待機することになります。
このスタートブロックでの待ち時間が長く寒いので、使い捨てのレインコートを着ていると寒さを凌げます。

使い捨てカイロで暖をとっている人もいます。
走り出したらレインコートは他のランナーの邪魔にならないよう道ばたに捨てるか、沿道のボランティアさんに渡すと処理してくれます。
快適に走るための服装は?
さて、走る時の服装ですが、長時間走るため、いかに快適に走れるかが服装のポイントになります。
寒いからと厚着をすると汗を必要以上にかくことになり、脱水症状や冷えの原因になります。逆に体が温まるからと普段より薄着をしてのぞむと足元をすくわれてしまいます。
今回、アイテムごとに紹介していくので、参考にしてみてください。
帽子・キャップ
おしゃれの観点からも、キャップをかぶるランナーは多いですが、なるべくならあったほうが良いと思います。
その日の天気がどうなるかわからないからです。キャップがあるととりあえず雨除になりますし、強い日差しもやわらぎます。
ニットや毛皮の帽子をかぶっているランナーもよく見かけますが、普段着用しない方には、通気性の良いスポーツ用のキャップをおすすめします。
Tシャツ
汗を蒸発させてくれるタイプのTシャツを着ておくと、汗をかいてもベタベタせずに快適に走れます。

スタート時に寒いからといってヒートテックなどのような保温性を重視しているインナーを着用することはおすすめしません。
できれば、スポーツショップなどで専用のTシャツを着用するのが良いでしょう。
上着
ランニングウエアとして売っている走りやすいものであれば大体どれでも大丈夫です。
わからない場合はこちらもスポーツショップの専門スタッフに聞いてみましょう。
温かいけれど汗や余分な熱は逃がしてくれるタイプのものがフルマラソンに向いていますので、機能重視で上着を選びましょう。

上着を着ないでTシャツだけで走っているランナーもいますが目標タイムが短い人向けです。
Tシャツ1枚では6時間前後を目標にする人には寒すぎます。
できれば、トレーニングの段階でしっかりとしたものを購入し、当日までに着慣れておくことがよいでしょう。
タイツ
ランニング用タイツについては、初心者ランナーがフルマラソンを完走しようと思うならランニング用タイツは必需品といってよいでしょう。
最近では、ランナーは当たり前のように着用していますね。
ランニング用タイツは関節や筋肉のサポートをしてくれ、体がぐらつかないようにもなっています。

尚、サイズは「けっこうキツイな~」と思うくらいピッチリとしたものを選びましょう。大きすぎると機能が発揮されません。
シューズ
初めてフルマラソンを走るような人や、マラソン完走を目指すような人は、クッション性と安定性両方に優れたシューズを選ぶことが大切です。
初めてのフルマラソンでは、想像以上に足にきます。
マラソン初心者の人は、まだ42.195kmを走るための十分な脚力が備わっていないことが多いので、クッション性や安定性に劣るシューズを履くと、足が痛くなったり、怪我のもととなります。

クッション性が高いシューズを選ぶことで、長い距離を走る際に足が受ける強い衝撃を軽減することが出来ます。
また、安定性の高いシューズを選ぶことで、足のふらつきを抑え、走行中の怪我を防ぐことが出来ます。
フルマラソン完走を目指すようなエントリーモデルのランニングシューズは、クッション性と安定性の両方に優れた機能を備えているので、そういったモデルを選ぶと良いでしょう。
マラソンシーン以外のシーンでもそうですが、当日始めて着用するのではなく、トレーニング時から足に慣らしておくことはとても重要です。
最後に
東京マラソンは、沿道の観客のみなさんを楽しませるために仮装で走るランナーもいますが、彼らの走力は中級者よりかなり上にあります。
初心者の方は、普段着用している機能的な服装を基本に考えながら、エリートランナーや仮装ランナーたちと2回すれ違いますから、観光気分で楽しみながら東京マラソンを満喫して下さい。
服装もしっかり準備して東京マラソンを楽しみましょう!
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