サロマ湖100kmウルトラマラソンは、毎年6月下旬に北海道サロマ湖の周辺の北見市および佐呂間町、湧別町で開催されるウルトラマラソン大会です。

今回はそんなサロマ湖100kmウルトラマラソンのコース紹介とポイントを紹介します。
大会概要
サロマ湖100kmウルトラマラソンは今年で第34回開催になります。
今年の開催日は 6月30日(日)に決定しています。
サロマ湖100kmウルトラマラソンには、【100kmの部】【50kmの部】の2種類のエントリーがあります。
概要は以下の通りです。
参加資格
1)2019年度日本陸上競技連盟の登録者及び未登録者。
2)100kmを13時間以内、50kmを8時間以内で完走できる走力を有する男女。
3)大会運営の安全管理上、車いすでの参加はできません。
4)大会当日、19歳以上の男女。
5)外国人競技者
※日本国内に居住する者は、所管の日本陸上競技連盟加盟団体登録者に限り、陸連登録者の部に参加することができる。
※海外からの参加者は、一般の部に参加することができるが、居住国陸連の登録証明のある場合は、陸連登録者の部に参加することができる。
エントリー
申込はインターネットからのみです.
申込期限は、2019年1月23日(水)20:00~1月31日(木)20:00でした。
定員は以下の通り。
【100kmの部】3,550名(先着順)
【50kmの部】 550名(先着順)
【100kmの部】17,000円
【50kmの部】 11,000円

大会当日のスケジュール
スケジュールは以下の通りです。
ご存知の通り、ウルトラマラソンは朝が早いです。万全の準備で臨みましょう。
サロマ湖100kmウルトラマラソンのコースの紹介と攻略ポイント
コース紹介

一見涼しそうなコースに見えますが、非常に暑くなる年もあるので、どちらでも対応できる服装を準備しておくことが大事です。
天候と完走率
コンディションが気になるサロママラソンですが、完走率は60%から70%です。
過去の記録を見ると、雨天時の完走率は下がる傾向にありますが、その他で顕著なのは、最高気温との関係です。
本大会は最高気温が高い年ほど完走率は低くなるようです。
2001年では、最高気温29.8度まで上がり、完走率は50%を切っています。事前の当日の天気の確認は必須といえるでしょう。
ペース配分
ウルトラマラソンの鉄則として、『ウルトラマラソンはゆっくり走れ』・『序盤から飛ばしすぎるな』がありますね。

なぜウルトラマラソンで重要かというと、『距離が長い分、「大崩れ」を絶対に避けなければならない』からです。
いつも以上にペース配分に気を使い、上位ランナーの「ペース配分」「比率」を参考にしてみてください。
時間単位ではなく、完走しているランナーがどういったペース配分で走っているかはどのレベルのランナーにとっても同様に真似すべきということです。
目標設定
上記を踏まえたうえで、目標設定を行う際の参考ですが、「フルマラソンのタイムの3倍」が相場です。
コンディションや個人差もありますが、大きく3倍のラインをぶれることはないでしょう。
補給
サロママラソンのようなウルトラマラソンでは、補給計画も重要になります。
・給水は5kmごとに必ず取る。もし暑くなり5kmで足りなければ2.5kmの給水所も活用する。
・エイドステーションでは主にフルーツを補給することをおすすめします。水分が多いしエネルギーも入っているし補給食には最高です。
日差し対策
サロマ湖は気温が低い時でも日差しは強烈と思ってください。この日差しをなめていると足元をすくわれるかもしれません。
・サンバイザーより帽子がよいと思います。サンバイザーだと地肌が日焼けして頭皮が剥けます。
・ウェアに関しては、日差しが強い時は長袖で肌を出さない方が涼しく走れます。
ランシャツは肩や背中が日焼けするのでよほど速い方以外は避けたほうが良いと思います。日焼けは体力を奪う最大の敵だと考えてください。
日差しが強くなってきて暑いと感じ始めたらエイドで水分補給しつつ、頭や体に水をかぶったら良いです。とにかく身体を冷やして体温を下げることがとても大事になってきます。
過去のランナー達
砂田貴裕さん
1998年の第13回大会では、実業団陸上部(積水化学)に所属する砂田貴裕さんが、6時間13分33秒の100kmロード世界最高記録を樹立しています。
スタート時の気温は11℃、冷たい霧雨が降り続くなかで、足の裏はふやけ、マメに苦しみながらの力走。
1km3分40~50秒に設定したペースは、最初から最後までほぼイーブンでした。
安部友恵さん
2000年の第15回大会には実業団の名門、旭化成陸上部の安部友恵さんが出場し、6時間33分11秒の驚異的な100km女子世界最高記録をマークしました。
50km地点までは男子選手をまじえて総合6位の位置につけていたが、後半も1km4分のペースを守り続け、落ちてくる男子選手を次々に拾って総合2位でフィニッシュ。
それまでの女子100km世界最高記録を一気に27分37秒更新しました。
風見尚さん
2018年の第33回大会では20年間やぶられなかったそれまでの記録を4分以上更新する6時間9分14秒の世界最高記録を愛三工業の風見尚さんが樹立しました。
陸上 風見尚が世界最高を更新 男子100キロで20年ぶりhttps://t.co/MlhXrxtueq
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年6月24日
サロマンブルー
サロマンブルーとは、サロマ湖100kmウルトラマラソン・100kmの部を10回以上完走した方に与えられる称号です。
サロマのスペシャリストとも言える「サロマンブルー」は、メンバーが毎年新たに加わり、ウルトラランナーが誇る称号として定着しています。
また、2007年大会からは、サロマンブルーの次のステップとして、20回以上の完走者に「グランドブルー」という新たな称号を設けました。

特典
特典① 記念品をプレゼント
サロマンブルーメンバーだけが手にすることが出来るオリジナルグッズが進呈されます。
特典② ブルーナンバーカード
ブルーのナンバーカード(ゼッケン)が貰えます。※グランドブルーメンバーはゴールドのナンバーカードです。
特典③ 記念足型
サロマンブルーメンバーの特典として、フィニッシュ地点の北見市常呂町スポーツセンターに記念の足形が飾られます。
特典④ メンバーオリジナルポロシャツ贈呈
サロマンブルーメンバーの証としてメンバーオリジナルポロシャツが貰えます。
【サロマ湖100kmウルトラ速報】
終盤の85km過ぎの大雨に打たれながらも、無事に10時間40分台で完走できました❗️
応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます😊
サロマンブルーを達成し、来年は足型を残しに行きます🤗さ、今日はこれから #Purpure☆のyellの戦いに備えます👍
必ず勝とう✊️ pic.twitter.com/TSNKtsuCGZ— 真紅のランナー (@shinkuno_runner) 2018年6月24日

最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
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