「高橋尚子杯」とも銘打たれたぎふ清流ハーフマラソン。今回は第9回大会ともあって、高橋尚子さんの愛称「Qちゃん」にちなみ“第Q会大会”ともクレジットされています。
高橋尚子さんの出身地であるぎふをマラソンで盛り上げたい、ということから始まったこの大会。
東日本大震災の発生以降は、復興支援のチャリティレースとしての側面も持っています。
ご本人が大会大会長を務め、コースも監修していらっしゃいます。オリンピックメダリストゆかりの大会で自分の走りを試してみませんか?
ぎふ清流ハーフマラソン大会概要・エントリー情報
ぎふ清流ハーフマラソンは、2019年4月28日に雨天決行で行われます。
ですが、天候によっては中止やコース変更がおこわなれることもあるため、直前まで情報のチェックが欠かせません。
ウェーブスタート方式をとっており、第1部門が9時、第2部門が9時10分の号砲です。
前日の10時~20時の間にナンバーカードの配布が岐阜メモリアルセンター で愛ドームで行われますが、当日の受付は省略されていますのでご注意ください。
ハーフマラソンの他に、ランニング初心者でも取り組みやすい3㎞の部も設けられています。
参加方法・参加資格
ハーフマラソンは第1部と第2分に区分されており、第1部門にエントリーできるのは日本陸連登録競技者、第2部門が一般ランナーとなっています。
1部門参加者が第1グループ、2部門参加者が第2グループのスタート順位です。
第1、第2部門の双方で、大会当日に満18歳以上になっていることが参加の条件になります。登録競技者の方でも第2部門として参加はできますが、その場合タイムは公式記録としては残りません。
募集人数は10000人、参加費用は一律7000円です。ランナーには専用チップが配布されてそれによってタイムが計測されます。
大会参加上の注意点
国際陸上競技連盟、または日本アンチドーピング規定に基づいてドーピングコントロールがおこわなれます。
大会の前、または後に採取した尿、および血液を判定材料としますが、これは一般ランナーにも課せられている規約です。
万が一ドーピング検査をパスできなかった場合には、免許証やパスポートなど顔写真入りの証明書が必要になります。
もちろんドーピングなど行わず大会にエントリーするのが絶対ですが、検査ミスの可能性も否定できないので、こうした証明書も必ず持参しましょう。
ぎふ清流ハーフマラソンコース紹介
岐阜メモリアルセンター長良川競技場をスタートとし、センター付近を迂回してロードに出てからは長良川沿いにコースが展開しています。
各地に岐阜の名所があり、順路の基準になるほか、ランナーの目を楽しませてくれる効果もあります。
アップダウンはそれほど厳しくないのでハーフマラソン初参加の方でも完走のチャンスがあるのが特徴です。
ですが、フィニッシュ地点を含めて5つの関門があり、規定のタイムで通過できなければそこで競技終了となってしまいます。
それぞれの関門の位置と時間は以下の通りです
- 裁判所前交差点(5.8㎞地点) 10時10分
- 鵜飼大橋南東交差点(10.1㎞地点) 10時35分
- 千鳥橋北交差点(13.2㎞地点) 11時
- 岐阜グランドホテル駐車場(17.3㎞地点) 11時3分
- フィニッシュ 12時5分
レースを終えた方は安全のために歩道を利用してスタート地点まで戻ってください。
コース攻略方法
川沿いの風を感じながら走ることになりますが、気候の良い時期なので体が冷える心配はあまりなさそうです。
念のために着脱の簡単な上着やウォーマーを持っておくといいでしょう。
中にはキャラクターのコスプレをして走るランナーも見られます。ですがレースに集中するためにはあくまで走りやすい普段のウェアがおすすめです。
厳しい関門を通過するためにペース設定を
フィンニッシュまでに4つある関門を予定通りの時間で通過するには、スタートから1㎞のラップタイムを9~10分以内に収めておく必要があります。
それ以上スピードを出すとオーバーペースになってしまい後半で体力が持たないかもしれません。
またスローペースだと途中棄権扱いになってしまいます。レース中にはペースランナーも参加しているので、そうした人を基準にして自分の走りを組み立てて行きましょう。
完走に向けて必要なトレーニング
ラップタイムを1㎞9分台で走ると、3時間以内に完走できることになります。ぎふ清流ハーフマラソンは走りやすいコースなので、完走目標のビギナーの方はとにかくラップ10分を切るようにタイムトライアルをしましょう。
また、スピードを出すためにはまず体重を落として筋力をつけることが重要です。
そこでまずは運動時間の確保を優先しましょう。空いた時間があったらとにかく歩く。初心者にはこれが一番肝心のトレーニングになります。
走るときに最もネックとなるのが体重なのです。足への負荷が大きいとなかなか長い距離を走ることはできません。
そこで、習慣的なウォーキングから初めて、徐々に筋力が付いて体重も落ちてきたら、そこで初めてスピード練習に入っていきます。
上級者は2時間切りを目指して
フラットなコースが続くので、ある程度マラソンの経験がある人なら2時間を切るハイペースを目指してください。
途中の給水などを考慮すると、1時間50分程度で20キロを完走するには1㎞を6分以下のペースで走るのが目安です。
ジムのランニングマシンなら距離が計測しやすいので、ランニングマシンを使って1㎞ごとのタイムトライアルを繰り返しましょう。
徐々にラップのスピードに体が慣れてきたら、次はロードにでて実際のコースに近い環境で練習をします。
ロードでは足への負担もマシンとは違います。アスファルトの上をしっかり走って衝撃に耐えられる筋力を身につけてください。
よりハイスピードの展開を目指して!
沿道では応援の他に軽食のボランティアなども散見される、にぎやかな大会になっています。ランナーを暖かく迎えてくれる姿勢がうれしいですね。
高橋尚子さんの監修によって、ビギナーでも完走しやすいコースとなっているのも参加者を引き付ける魅力といえます。
始めて長距離のレースに参加する人にはおすすめの大会です。また、初めてのハーフマラソンの参加目標にするのもいいですね。
自分の目標タイムを出せるように、事前にしっかりペースを組んでいきましょう。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』