1998年に開かれた長野オリンピックの感動を記録するために設立されたマラソン大会です。
次世代の若いランナーを育成するということも目的に掲げていて、好タイムの選手を募る傾向にもあります。
長野の美しい自然を大切にする精神を掲げつつ、ボランティアの活躍や沿道の応援で毎年盛り上がりを見せています。
同時に視覚障害者の参加も募っており、視力に応じた規定に基づいて伴走者1名と参加することもできます。
春の穏やかな気候の中を、景色を楽しみながら走ることもできる長野マラソン、ハイレベルな展開も期待されるので、上級者はどんどん記録に挑んでいきましょう。
長野マラソン大会概要・エントリー情報
第21回大会となる2019年大会は、4月21日に長野運動公園を8時30分にて号砲です。
日本陸連認定コースでもあり、世界基準の精密な距離設計が行われています。そのため、長野マラソンで記録を出せれば世界のレースにもチャレンジできるかもしれないのですね。
完走者には認定書と、参加賞として記念Tシャツもプレゼントされます。マラソンを完走した証なので、ぜひ手にしてほしいものです。
フィニッシュ地点は長野オリンピックスタジアムです。当地で行われたオリンピックの盛り上がりを感じて駆け抜けてください。

大会参加資格・参加方法
招待選手を除いたエントリー数は、視覚障害者50名を含めた10000人です。
参加資格は高校生を除き大会当日時点で満18歳以上になっている男女となっています。
参加費用は10800円と他の大会に比べて若干高めなのが特徴です。さらにエントリー申請の際に別途で手数料もかかります。
申請方法は、インターネットサイトの「RUN NET」を通じて行うか、
フリーダイヤル 0120-166-021
でも受付を行っています。
大会参加上の注意点
5㎞ごとに細かく関門が設置されていて、時間が来るとゲートが封鎖されます。
規定時間内に関門を通過できなければ競技は終了で、記録用タグを返却します。そのためレースの記録が残らなくなるのです。
ナンバーカードを返却した後は、いかなる理由で持っても大会に参加することはできないので、速やかにコースを離れてスタート地点に戻るようにしてください。
交通規制の問題上無理に走るのは危険なので、必ず運営委員の指示に従って解散するようにしましょう。
また、参加が決まって参加料を払った後に出走が出来なくなっても、参加料の払い戻しはありませんのでこの点も注意しておきましょう。

スタートはタイム順
参加者の多い大会なので、スタートは事前に深刻したマラソンのベストタイムの順に並びます。
これは予想タイムでもありますが、少なくとも1度はフルマラソンを完走した経験がないと参加するのはなかなか厳しそうです。
予想タイムが3時間30分以内と申請する場合は、そのタイムを出した大会の記録証を参加申請の時に添えて郵送します。
ちなみに、3時間30分のタイムを出したのが過去の長野マラソンの場合はこの手順が省略されます。
なお、ドーピングコントロールの実施されている大会なので、該当するとされた選手の方は指示に従って採血や検尿を行ってください。

長野マラソンコース紹介
長野運動公園をスタート地点とし、長野市内中心部をまっすぐに進むレース展開です。
開始から5㎞地点で緩やかな登りになり、その後徐々に下っていきます。
全体的にアップダウンの少ないコースですが、20㎞地点を過ぎてからは複雑な方向転換や折り返しが続くので、ほかのランナーとの接触や転倒に注意してください。
長野マラソンコース攻略法
長野マラソンのコースは、沿道が拡張されたためにランナーの走る車道が若干狭くなっているのルートがあります。
そこへ大勢の参加者が殺到するので、位置取りをうまくやったり、オーバーペースにならないことが完走のポイントになります。
また19㎞地点を過ぎると緩やかなカーブが続く登りがやってきます。ここで体力を消耗してペースダウンとならないよう、前半の下りでしっかり余力を残して臨みます。
35㎞地点付近には急なアップダウンがあるので、ここで足に負担をかけないようにセーブして走ることも重要です。
完走に向けて必要なトレーニング
中盤にやってくるコーナーをうまく乗り越えることが完走に向けた重要なポイントになります。
通常どうしてもコーナーを走るときはスピードがそがれて、体力も消耗するものです。
そこで、腕振りをうまく使うことで体が疲れないように登りのコーナーを攻略していきましょう。
カーブと反対方向のストライドを伸ばす
右に進んでいくカーブでスピードを落とさないためには、反対の左足のストライドを広くして軸足のバランスを取ります。
ストライドを広くするには、左腕の振りを大きくしましょう。左足が後ろに大きく引けていると、遠心力で体の軸が安定してきます。
腕振りでバランスをとることで、カーブに対して自然なフォームを身に浸けることを目指します。この練習をするために、普段のランニングコースの他に緩やかなカーブのある道を探しておくといいですね。
加えて登りで体力をそがれないように、坂道を走る訓練も追加しておきましょう。
沿道の応援から力をもらいましょう!
全体的に平坦なコースですが、細かなアップダウンに足を取られたり、幅員が減少しているルートでは混雑が見込まれます。
日本で開かれた記念すべきオリンピックの記憶を後世にまで伝えようとする意義のある大会なので、ぜひ完走を狙っていきたいですね。
気候も穏やかな時期に開催されるので、比較的走りやすく好タイムを狙っていける大会と言えます。
また坂を上りながらコーナーを迎えるという独特のポイントもありますので、それに応じた練習を積んでおくことも欠かせません。
さらに上の大会を目指す人には、良い練習の機会となるでしょう。本番で実力が出せるように、オーバーペースに気を付けて体の準備を整えてください。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
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