新潟県村上町の景勝地であり、天然記念物でもある「笹川流れ」。海岸沿いに巨岩を配した風景が人気の観光スポットでもあります。
笹川流れマラソンは、自然の雄大な景色に沿って展開する風光明媚な大会となっています。
ですがそのコースは急な登り坂なども多く、海風に煽られる過酷なものです。中距離部門もありますが、なかなか過酷な展開になりそうですね。
無理のないペースで完走を目指すために、取り組むべきポイントを見てきましょう。
笹川流れマラソン大会概要・エントリー情報
今年で第33回を数える歴史あるハーフマラソン大会です。平成のランナーをほぼ見守ってきたと言っても過言ではありませんね。
2019年大会は4月14日に雨天決行で号砲されます。
3㎞、5㎞、10㎞の部門も用意されていて、マラソン初心者でも参加は難しくありません。
特に、ランニングを始めたばかりの人は10㎞の完走がひとつの通過点なので、奮って参加してみてはどうでしょうか。
参加資格・参加方法
笹川流れマラソンは小学4年生以上で各コース完走可能な方ならだれでも参加できます。
と言っても小学生は3、5㎞のみのエントリーです。ハーフの部は3時間以内に完走することが条件です。
募集定員は2000人で、参加料は小、中学生が1000円、高校生1500円、一般の部が4000となっています。
応募方法は直接申し込み、郵便による申し込みの他に、インターネットからもエントリーを受け付けています。
ただし、先着順で、定員いっぱいになり次第受付を終了しています。2000人と小規模の大会なので、エントリーを希望する方は早めのアクセスが重要です。
エントリーが確定すると、ナンバーカードが郵送されてきます。これをもって受付となるので、大会当日の手続きは省略されています。
笹川流れマラソンコース紹介
桑川橋をスタート地点都市、海を臨む一本道をほぼ真ん中で折り返すコース設定になっています。
行きと帰りで景色が変わらないので飽きてしまうかしれませんが、ところどころに特徴的な巨岩がありますので、自分が何㎞地点を走っているのか迷う心配がありません。
最大の難所となるのがフィニッシュの直前です。
ゴール地点の大会本部に向かって250mを高低差30m近い上り坂を駆け上がることになります。
ここに至るまでにも細かなアップダウンが多く、あちこちに体力を削るポイントが待っています。
特に9㎞付近の急な登り下りでスピードを殺さないように注意しなくてはいけません。
笹川流れマラソンコース攻略法
細かなアップダウンが続くコースになるので、その都度走り方を切り替えていかなくてはいけません。
登りではお尻や太ももの筋肉をフルに使って体力の消耗を抑えつつ、ほかのランナーに先んじることを目指しましょう。
上り坂を苦手にしている人は多いので、ここで力を発揮できれば上位入賞も見えてきます。
反対に下りでは歩調を小刻みにして、スピードを殺し足の負担を軽くして後半の疲労を防ぎます。
そのためには腕振りを上手く調節していくことです。
登りではパワーが出る様にストライドを広く取りたいですね。そこで腕を大きく降ります。腕振りがダイナミックになるとストライドも大きくなりやすいですから。
下りでは腰の中りで腕を固定するイメージで、あまり振り回さないように気を付けましょう。自然と上半身が安定して細かい足運びができる様になります。
完走に向けてのトレーニング方法
フィニッシュ直前の急な登りで一気にメンタルダメージを受けてしまうランナーを多いことでしょう。
せっかくなのでしっかり登り切って、歩かずにゴールしたいですね。
フォームを安定させて後半にスタミナを残す
ハーフを3時間以内で完走するには、1㎞を7~9分で走るラップが理想です。
このペースを崩さずに、なおかつ体力の消耗を防ぐには、自分の体格に合った正しいフォームで練習を重ねます。
ランナーは1人1人手足の長さや体重が異なるように、理想のフォームと言っても一通りではありません。
しいて言うと、体幹である背中やお腹の筋肉を意識して、骨盤を高く保つようにイメージすることです。
骨盤の位置が安定していると足の蹴り出しがスムーズになります。お尻が落ちた走り方をしているとすぐに疲れて長い距離は走れません。
フィニッシュ地点に対するイメージトレーニングも
スポーツの試合に臨むとき、やる気や活気を維持するためのメンタルトレーニングも大きな意味を持っています。
特にフィニッシュが過酷な笹川流れマラソンですので、お風呂や寝る前のリラックスタイムを利用して、坂道を颯爽を上っていく自分をイメージしてみましょう。
疲れもなく、快走している自分の姿を思い浮かべます。
レースに対して不安が少なくなり、ポジティブな気持ちを作ることが出来れば、普段以上のパフォーマンスも望めるかもしれません。
動画サイトやSNS等でレース結果をアップしている人もいるので、そうしたデータから自分の走りをイメージする練習をしてみてください。
走り終わったら各種お楽しみあり
村を上げたお祭りの様相を持ったマラソン大会です。
参加者には地域の特産品や温泉入浴券が当たる抽選会が開かれたり、屋台販売なども行われます。
アフタードリンクを用いたお楽しみ抽選会もあり、様々な意味で楽しめるイベントとなっています。
また、笹川流れの名産である「おあさ汁」や地元でとれたお米のおにぎりもふるまわれ、疲れた体を癒してくるのもうれしい心配りです。
医療団も完備されていて、事前の健康チェックを受けられるなど、安心して臨めるレースを目指しています。
苦しいだけではなく、大会そのものを楽しんで
気候のいい時期に行われるので、天気が良ければ海風も気持ちがよく体温を奪われる心配はないでしょう。
ただ雨天決行ですので、小雨がちらつくようならきちんと防水対策をして参加すべきです。
ハーフのコースとしては少し走りづらい設定になっていますが、その分時間内に完走できれば大きな自信につながるでしょう。フラットなコースの経験しかない人は、思い切って参加を考えてください。
ランナーとしてのスキルが上がります。また大会後にもお楽しみイベントがありますので、モチベーション維持のツールとしても活用してください。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』