日本屈指のお茶処である掛川市で開催される、初心者でも参加しやすいマラソン大会です。
コース各地にランナーを応援するブースが設けられていて、市民全体で大会を盛り上げています。
緩やかな丘陵地が広がる歴史ある街並みを観光するのも楽しみの1つです。
今回はフルマラソンの攻略法を中心に見ていきましょう。
掛川・新茶マラソン大会概要・エントー方法
掛川・新茶マラソンは、フルマラソンだけでなく10㎞、5㎞、3.5㎞、ファミリー(3.5㎞)、ファンラン(1㎞)の6パターンのエントリーが出来ます。
マラソン初心者やお子様など、家族みんなで参加できるアットホームな大会になことが特徴です。
2019年第14回大会は、4月14日、9時30分に雨天決行で行われます。小雨程度のレースも予想されますので、気候に応じた防寒、防水対策をしておくといいでしょう。
参加資格・参加料
フルマラソンの部の定員は5000人、制限時間は号砲から6時間です。高校生を除く満18歳以上の男女が対象ですが、6時間以内に走り切る経験があるといいですね。
参加料は6000円です。
エントリーするにはインターネットサイトの「RUNNET」を利用する方法と、専用振替用紙を取得して必要事項を記入、参加料を添えて郵便局窓口から振り込み手続きをしてください。
専用振替用紙の請求先は、
〒152-8532 東京都目黒区原町1-31-9
掛川・新茶マラソンパンフレット発送センター
となっています。
エントリーが確定すると、ナンバーカードが郵送されてくるのでこれをもって大会受付とします。そのため当日の受付手続きはありません。
大会参加についての注意事項
大会当日は混雑が予想されます。関東一円から参加する方は、可能なら公共交通機関を利用してください。
どうしても自家用車で参加する場合は、申し込みの際に「駐車場必要」の記入項目をチェックします。駐車場の使用料は、参加料と別途500円かかります。双方の入金が確認されると、駐車券がナンバーカードと同時に郵送されます。
大会当日の体調不良や、レース中の怪我等については運営側は補償できませんので、自身で十分に体調を管理して、安全に完走できるように注意してください。
大会側も保険には加入していますが、範囲が限られているので無理なレース設計をするのは厳禁です。
掛川・新茶マラソンコース紹介
つま恋リゾート・綾の郷をスタートゴール地点としています。ここがコースの最も難しいポイントと言えますね。
スタート時には急な下り坂であり、ゴールの際には反対に心臓破りの坂になってしまいます。
5㎞を過ぎると90度の方向転換から登り坂に入り、スタートで勢いがついた足にブレーキがかかります。
10㎞地点から20㎞地点までは比較的なだらかな道を走ることができるので、ここで体力を温存して後半にやってくるアップダウンに備えなくてはいけません。
コース攻略方法
平野部と山間部を交えたコース設定になっているので、フラットに対応した走りとアップダウンで消耗しない走りを身につけなくてはならず、難易度の高いレースです。
その分完走できればランニングのスキルアップが見込めます。ある程度フルの完走経験がある人は、実力を図るために参加するのもいいでしょう。
完走のためのポイントは、下り坂の時にスピードに乗りすぎないことです。特にスタートすぐの下りで一気にハイペースになってしまうと、直後に来る登りで足に負担がかかります。
さらにそのあとフラットコースが続くのでまたしてもハイペースに乗りそうになりますが、後半難所が続くので、ラップタイムを㎞スパン程で組み立てながら走るようにするといいでしょう。
完走のために必要なトレーニング
難易度の高いコースなので、テクニックが必要になります。
普段フラットなロードを走っている人は、アップダウンのあるエリアを探して本番に近い環境で練習しなくてはいけません。
ペースを乱されないように筋肉を意識した走りを
スタートの下り坂ではローペースを、中盤の平野部では自分の走りを、ゴールの上り坂ではぜひ歩かず完走できるようにしたいものです。
そのため、各地形に合わせて体に負担をかけないように、筋肉を意識して走るようにすることが重要です。
特に中盤のフラットではハイペースで展開したいところですが、ここで余計な体力を使わないために腹筋を意識しましょう。
腹直筋を立たせるイメージで走ると、体のぶれが無くなってスタミナ消費を抑えられます。手の力を抜いて腕を軽く振り、上半身を固定します。
登り坂を攻略するためには、お尻の大臀金や大腿四頭筋、ハムストリングスなど太ももの筋肉をしっかり動かして足を前に進めることが重要です。
ランニングを続ければ走るための無駄のない筋肉は育っていきますが、雨の日などには腹筋やスクワットなどを行って筋力強化にも取り組みましょう。
登山ランを体験してみる
自宅近くにさほど標高の高くない山や丘陵地があれば、登山ランニングの練習をしておくのもいいですね。
上り坂と下り坂の走りを体に覚えさせるいいトレーニングになります。
登りを続けていると自然と脚力がつき、また心肺機能も強化されてハイスピードに体が耐えられるようになります。
下りでは足への負担が重くなるので、ふくらはぎや足首を鍛えることにもつながります。
登山と言っても、必ず舗装されている道を走るようにしてください。本格的な山道では怪我につながるので危険です。
応援をバックに気持ちを強く持って完走を
コース内には、地元のイチゴやメロンをふるまってくれるフルーツステーションや、暖かい戦国汁を提供するブースが設けられていて、ランナーをサポートしてくれます。
またさまざまな参加賞も準備されているので、参加することがよい記念になるでしょう。
沿道の観客からの応援も盛んで、それを励みに完走できたランナーの方も多いようです。
難関コースなので、何度かフルマラソンを経験している中級以上のランナーにおすすめしたい大会ですが、それでもコースに合わせてしっかり走りを作っていく必要があります。
普段のランニングに加えて筋トレや、山間地でのトレーニングにも挑戦してみてください。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』