古くから宿場町として栄え、史跡も多いので有名な埼玉県幸手市。特に観音堂堤の桜並木は春になると見事な景観を作ります。
幸手市さくらマラソンは、そうした関東一ともいわれる桜の名所を中心とした春を楽しめるマラソン大会です。
一般的な国内のマラソン大会とは違い、距離がマイル表示されている特徴があります。
総延長は10マイルなので、約16.09㎞です。いずれハーフにトライしたいという方には、前哨戦となるレースと言えます。
幸手市さくらマラソン大会概要・エントリー方法
2019年の第28回大会は、4月7日日曜日、午前8時20分の開会式から始まり、雨天決行で実施されます。
ゲストにソウルオリンピック日本代表の浅井えりこさん、気象予報士でマラソンにも取り組んでいる平井信之さんなどを迎えています。
距離は10マイルで統一されていますが、男女ごとに部門が分かれており、それぞれ、
- 男子 高校生・一般(39歳以下)…A1
- 男子 一般(40代)…A2
- 男子 一般(50代)…A3
- 男子 一般(60代)…A4
- 男子 一般(70代以上)…A5
- 女子 高校・一般(39歳以下)…A6
- 女子 一般(40代)…A7
- 女子 一般(50代)…A8
- 女子 一般(60代)A9
の全9部門です。各部門の終了に伴って順次表彰が行われます。
参加資格・参加料
10マイルの参加定員は3500人で、参加料は一律3500円です。
参加資格については特に規定はありませんが、中学生以下は3㎞や2㎞のコースも用意されています。
エントリー方法
大会の詳細、およびエントリーに関するお問い合わせは、以下に申し込んでください。
幸手市さくらマラソンエントリーセンター 048-778-5880
平日 10:00~17:00 祝日及び年末年始12月29日~1月6日を除きます。
エントリー人数が3500人になった時点で受付は終了です。出場が確定した方にはナンバーカードが事前に送付されますので、当日準備して参加してください。
幸手市さくらマラソンコース紹介
コースのほぼ全域にわたって桜の並木が広がっている、景観の良いレースになっています。
ですが、その分川沿いを走る距離がながくなるので、悪天候の場合は川風で体力を消耗しないことが重要です。
高低差もほとんどないフラットな地形なので、経験者は好タイムを出すチャンスとも言えます。
ですが、随所に幅員減少地点があったり、車止めに注意が必要など、転倒や接触に関して注意が必要です。
コース攻略方法
10マイルの大会はあまりないと思いますので、ペース設計をきちんとしておくことが大会攻略のポイントと言えます。
ハーフより短く、10㎞よりも長いので、ラップタイムをどう計算するか、事前の練習で確認しておかなくてはいけません。
また、ポイントごとには混雑してペースダウンしてしまうリスクもあります。
逆に人のペースにつられてオーバランしてしまうかもしれませんね。参加人数が少なめでウェーブスタート方式がとられていないので、スタートラインにつくときのポジション取りも好発信のカギになりそうでです。
悪天候時と川風の影響を十分に考慮
桜が咲く季節での開催なので、好天に恵まれればいいのですが、雨天決行なので場合によっては雨で体が冷えてしまうこともあるでしょう。
例年仮装して参加するランナーの参加者も多いようですが、低体温症などを警戒するのなら、撥水性と保温性の高いランニングウェアで挑むのが無難です。
また、起伏や転換の少ない単調なコースなので、飽きて集中が途切れてしまう可能性もあります。
コース図を見て桜並木が何か所あり、何個目にきたゴールまでどのくらいの位置にいるのかをイメージしておくといいでしょう。
完走のために必要なトレーニング
10マイル走はハーフマラソンに挑む実力がついているかを図るよい機会でもあります。
ですが、普段あまりなじみのない距離だと思うので、好タイムで完走することを目指すなら16㎞のベストタイムを把握しておく必要があります。
幸手市さくらマラソンでは関門も設置されていて、最終の10.1㎞地点を1時間25分以内に通過しなくてはいけません。
10キロを約1時間半で走るには、1キロのラップタイムが9分以内でなくてはいけませんね。
体力を温存しながら走るのならラップが8~9分程度で16㎞を完走できればいいようです。
上位入賞を狙うならスピードトレーニングも
全体的にフラットでハイペースになりそうなレースですので、上級者の参加者は自己ベストのタイムが出る様にスピード走のトレーニングをしておきましょう。
10㎞のハイスピードはキロ5分が目安です。そこで、1㎞を5分で走るタイムトライアルを5~10本ずつくりかえしてみましょう。
1㎞を5分のラップで走り、少し休憩時間を取って再度1㎞を走るというメニューです。きつくても最低3本は行って、ペースの特徴を掴んでください。
そして慣れてきたら、ラップ5分で16㎞の完走が可能かどうかトライします。後半息が上がるようなら、ハイペースすぎるかもしれませんので、6分、7分で調整するか、インターバル走を行って心肺を鍛えて本番に臨みましょう。
気候に恵まれたら大会を楽しんで
走りやすく、景観の良い大会なので、実力を試したい初心者からタイムにこだわる上級者まで様々なランクの人が一同に会する場となりそうです。
その分、人のペースにつられて自分のペースが分からなくなったり、狭い道での混雑に巻き込まれる心配があります。
ですが、桜の名所を駆け抜ける体験はそうありません。10㎞を完走できるだけの走力が付いている人は、記念の意味でもぜひ参加を検討してみてください。
もちろん、次のハーフマラソン挑戦のいい布石にもなります。16㎞と特殊な大会ですが、10㎞の基礎がしっかりついていればそう難しい展開にはならないでしょう。
重要なのはラップタイムを把握してオーバーしないことです。時計を用意して普段の自分の走りが出来ているのかを確認しましょう。
もちろん、楽しんで走る目的で参加するのもよいことです。それぞれ自分のレースをしっかり組み立てて、無理なく完走できるようにトレーニングしてくだい。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
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