大凧あげで有名な春日部市をPRするために始まったマラソン大会で、今年で31回目になります。
田園風景の平坦なコースをのどかな気分で走ることができ、初心者でもプレッシャーがありません。
国内外から大勢の参加者を募っており、国際色が豊かなのと同時に市民の手作りによるハートフルなレースでもあります。
初マラソンとしてトライするのにもおすすめですし、記録に挑戦したい人にも向いています。攻略方法を見ていきましょう。
春日部大凧マラソン大会概要・エントリー情報
年号が令和に代わる第31回大会は、2019年5月4日午前10時4分に雨天決行で号砲です。
天皇陛下が譲位なさり皇太子さまが新天皇になられて、新しい時代で初めての市民マラソン大会と言えるでしょう。大変メモリアルな大会になると思われます。
参加資格・参加方法
コースはハーフが中心で、定員は6000人です。男子と女子に部門が分かれています。具体的には
- 一般男子 高校生以上39歳以下
- 40代男子
- 50代男子
- 60歳以上男子
- 一般女子(高校生以上39歳未満)
- 40代女子
- 50代女子
- 60歳以上女子
となっています。
参加資格は制限時間内にゴールできる人です。ある程度走り込んでいる人ならふるって参加できるでしょう。
エントリーの方法は専用申し込用紙に記入をするか、インターンネットサイトを利用して応募します。
無事エントリーが決定した方のところには、ナンバーカードと計測用チップが郵送されるので、当日は忘れずに持参してください。
参加費用は3500円です。ただし平成13年4月2日以降に生まれた方に関しては1500円です。
大会に参加する上での注意点
ナンバーカード類は紛失してしまうと再発行に1500円の手数料がかかりますので、きちんと保管して当日に備えてください。
ハーフは残り5キロ地点で時間制限関門である12時15分を超過した場合、そこで競技終了となります。関門を突破できなかった選手は運営役員の指示に従って速やかに移動をしてください。


春日部大凧マラソンコース紹介
広く田地が広がっている地域をぐるっと周回する形でコースが設けられています。川沿いもきれいに舗装されているので足への負担があまりありません。
勾配もほとんどなく、フラットでタイムの出やすい大会です。
ですが、近年は気温が上昇する傾向にあるので、5月開催と言ってもかなり暑いことが予測されます。現に参加者の中では水分補給が重要なポイントになっているようです。
しかも日陰があまりないので、体感温度もぐっと高くランナーの体力を削る要因となってしまっています。気候に恵まれれば理想的なランニングコースと言えるでしょう。


春日部大凧マラソン攻略方法
フラットで走りやすい大会のため、ハイペースになることが予想されます。さらに参加人数も6000人と大勢なため、人のペースにつられて自分のラップタイムを守れないかもしれません。
ウェーブスタート方式がとられていないので、周囲の集団についていこうとすると走りのテンポを崩されてしまいがちです。
好タイムを期待するのなら、トップスピードで走ることも重要ですが通常の自分の走力にあった走りを維持することが大切です。
暑さの中でも心が折れないように
日差しが強い中でのレースはランナーの精神面にも負担を与えます。体力的には余裕があるのに、精神的に負けてしまって途中棄権という場合も少なからずあるでしょう。
高温になる大会では水分の補給が欠かせない課題ですし、普段から汗をしっかりかいてミネラルを補給する練習を繰り返し、暑さの中でも対応できる体に調整しましょう。
メンタル面の強化は、できるだけ無理をせず、しかし高温に慣れるように夏場にロードをする練習を少し取り入れてみるといいですね。
気温が高い中でもハイペースで走れるようになると、ランナーとしての大きなぶきになりますよ。
完走のためのトレーニング
フラットコースなので完走も簡単だとは思いますが、初めて参加する人は不安かもしれません。
完走のためには、最後まで体力を温存したまま関門をクリアして、ゴールである庄和総合公園まで帰ってきたいですね。そこでスピード走のトレーニングをしておきましょう。
規定時間内にゴールを遂げるには、20㎞を2時間以内で走らなくてはいけません。つまり5キロのラップタイムが30分以内でなくてはいけないということです。
コース全体を通して同じテンポで走れればいいですが、走り続けるとどんどん体力が落ちることを考慮すれば、序盤からハイペースに慣れておく必要があります。
ジム等のランニングマシンを使って時間とスピードを調整
運動公園などのロードを利用して練習するのもいいですが、足に負担を掛けずスピードを鍛えるにはランニングマシンも効果的です。
段階的にペースを設定できることと、傾斜などを付けて筋力を強化する機能もあるのでハイペースな大会の練習に向いています。
また、走行距離や時間を記録してくれるので、自分がどの程度のペースで何時間走り続けらるのかデータ化することもできます。
自分の走りを理解するためにも、こうしたマシンの利点も十分に考慮しておいてください。
アットホームな大会。でも真剣勝負で
春日部市民が手作りで運営しているアットホームな大会ですが、参加者が多いことや天候に左右される可能性もあることからあくまで真剣に取り組んで、自己ベストでゴールしていただきたいです。
そのためには、暑さに負けない体力と精神力を養って、ハイペースに耐えられる脚力を身に着けていなくてはいけません。
マラソンにおいては、一定のペースで自分の走りを維持し続けられるということがとても大切なポイントです。せっかくですのでこうしたフラットな大会を経験して上級者に必要な走りを体験しましょう。
もちろん経験の長い方はどんどん前に出て行って上位入賞も目指してください。6000人レベルの大会なので、前に出られたら今後のランニング人生において非常に貴重な実績になりますよ。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』