マラソンという名称が使われていますが、正確にはフルマラソンでもハーフマラソンでもなく、最長10㎞の中距離走大会と言えます。
ですがコース設定はなかなかハードで、上級者にも走りごたえを感じることができるでしょう。
またもっと距離の短い部門もありますから、初心者や健康志向の方などが気軽に応募できます。
完走についてはそれほどハードではないと思いますが、攻略方法について紹介します。
高岡万葉マラソン・大会概要、エントリー情報
第39回大会となる2019年大会は、6月9日の9時10分からスタートです。
10㎞の部が9時10分、5㎞の部が9時20分、2㎞と2㎞ジョギングが9時25分となっています。
高岡市営城光寺陸上競技場をスタート、ゴール地点としています。
参加資格・参加方法
参加資格は小学生以上で、完走できるだけの体力を持っている男女です。ですが、18歳未満のランナーは保護者の参加同意書を準備してください。
参加申し込み方法には2種類あります。1つは郵便振り込みを使うもので、もう1つはインターネットのランネットを経由する方法です。
大会募集要項の中に、郵便振り込みのための用紙が印刷してありますからそれを使って料金を支払います。インターネット利用の場合は、コンビニ決済かクレジット払いになります。
大会本部への電話やファックスでの申し込みは受け付けていませんのでご了承ください。
参加料は一般が3500円、高校生が2000円、中学生が1500円、小学生、ジョギング参加が1000円となっています。
大会に参加する上での注意事項
悪天候やトラブルによる大会の中止は大会本部の判断に従い、中止になった場合の参加料の返金も主催側が検討しますので、内容をご理解ください。
年齢性別を虚偽申告した場合は、出場したとしてもその事実が取り消されます。正しく申請して参加しましょう。
参加料を支払う場合、間違って過剰入金してしまっても返金はしかねますのでご注意ください。
高岡万葉マラソンコース紹介
陸上競技場をスタートしてからは道なりに直角のカーブなどを何度か繰り返す走りやすい設計になっています。距離も短いので、難易度はそれほど高くありません。
ですが、アップダウンは複雑です。
スタートからすぐ下りが続き、そのあとほど平面のコースを進んだ後、また登りに戻ります。登りの下りのかなり高低差のある坂道なので、足への負担や体力の消耗について対策を練っておかなくてはいけません。
コース攻略方法
スタートが急な下り、ラストスパートが反対に急な登りなので、一件難しそうですがペースをコントロールできれば好タイムで完走できるでしょう。
スタート直後は下りを利用してハイペースを作りますが、あまりスピードを出しすぎずに最高速度の7割程度を意識しましょう。
出だしで勢いづいたら、平地が続く中盤では体力を温存しつつペースをやや落とし、普段のラップタイムを確認しながら人に惑わされず自分の走りをしましょう。
そしてゴール前の登りでは、下半身の筋力を使って一気に加速し、ほかのランナーをごぼう抜きにすることを目指します。
ラストスパートでは腕を大きく振って全力を出す!
文字通り、ラストスパートは体力を全部出し切るつもりでダイナミックな走りをしてください。
登りを攻略するには、下半身の筋肉をフル活動させて走るのが重要です。大殿筋を使って腿を上げて歩幅が広くなるようにしましょう。
この時前傾姿勢になって腕を大きく振ると、自然に足が前に出やすくなります。中盤で抑えておいた体力をここで一気に爆発させます。

初級ランナーは無理をせずにトライアル感覚で
ランニングを始めたばかりの人でも気軽に参加可能ですが、いきなりアップダウンのある10㎞をベストタイムで完走するのは気持ちにも負担になります。
そこで、タイムは気にせずにまず完走できるように無理なく走ることを念頭に準備をしていきましょう。
注意点は下りの勢いに乗って体力を使いすぎ、足にダメージを負って中盤で失速してしまわないことです。そして再度の登りでも歩かずに走り切ることを目指してください。
完走に向けたトレーニング
下り坂の走り方が好タイムのためのポイントになりそうなレースです。言うまでもなく平坦なコースや登りよりも下りの方がペースが速くなります。
そのためレース序盤から人につられてペースアップしすぎてしまい、オーバーランに陥る可能性もあるでしょう。注意が必要です。
下り坂トレーニング・膝への負担を減らした走りを身に着ける
下りで足をかばうには、スピードを出すのではなくスピードを殺しながら走る走法を身に着けておかなくてはいけません。
上半身が前傾になるとペースが速くなりますが、かといって腰が引けると体力が削られます。
そこで体幹をしっかり引き締めて体をまっすぐに保ち、リラックスして腕を楽に振りながら小走りのピッチ走法で駆け抜けましょう。
歩幅を短くすることを意識していると、自然とスピードの出すぎを防げます。特に急な下りでは転倒の危険もあり、途中棄権になってしまうかもしれませんね。
そうならないために、トレーニングコースに坂道を見つけておいて、登って、ゆっくり下る、という練習を繰り返し、下りに足がついていくように整えておきましょう。


腕試しにちょうどいい大会。大会デビューにも
市民ランナーとしてトレーニングを開始した人にとっては、公の大会にデビューするにはちょうどいいレースと言えます。
もちろん、上級者の方はスピード走の練習の為に、好タイムを狙ってどんどん前を目指してください。
ですが注意すべきはやはり下り坂。この大会はラストが登りというランナーにとってはメンタルにも厳しい内容です。
そこで、序盤の下りでしっかり自分のペースを守り、中盤でもほかのランナーを気にせず自分の普段通りの走りを意識しましょう。
10㎞部門の参加目安は、ローペースで1時間連続で走れるようになっているかどうかです。それだけの体力と持久力がついていたら、10㎞を完走するのは難しくないはずです。
初心者の方はまずは1時間のランニングを目標に、この先のステップアップへの足掛かりにしましょう。

最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』