2019年7月26日、富士登山競争が今年も開催されます。
富士山を登りながら競争する、他のマラソン大会とはまた違った趣のある大会です。

今回はそんな富士登山競争の概要とコースの解説をしていきたいと思います。
大会概要
正式名称:富士登山競争
キャッチコピー:過酷に挑む、価値はある
開催日時:2019年7月26日(金)
開催種目:山頂コース、五合目コース
参加料金
山頂コース :15,000円
五合目コース :10,000円
申し込み方法
ランネットまたは専用振込用紙
募集人数
山頂コース :2,500名
五合目コース:1,276名
合計 :3,776名
また、山頂コースには参加資格が設定されていて、前回大会で5合目コースにおいて一定以上の記録を出している必要があります。詳しくは公式サイトまたはランネットを参考にしてくださいね!!
コースの説明
名前の通り、マラソン大会ではあるのですが、コース的にはほぼ登山です。
他に例を見ない珍しいコースになっています。

一般的には、アップダウンへの対応や気候条件への対応がマラソン大会の基本なんですが、この大会に関してはまた少し勝手が違ってきます。
なんといっても登山なので、基本的には常に登りで、気候も山なので変わりやすいです。
備えをどうするかは、一度試走をするなどして確かめておきたいところではあります。
コースの見学を兼ねて、普通の登山をするというのもアリでしょう。
なんにせよ、通常のマラソン大会とはかなり内容が変わってくると思うので、きちんと備えたいです。
また、関門も設定されています。
こちらも事前にきちんと確認しておきたいですね。
○山頂コース
- 馬返し関門通過打切り時間 :設定なし
- 五合目(佐藤小屋)関門通過打切り時間 :午前9時15分
- 八合目(富士山ホテル)関門通過打切り時間 :午前11時
- 山頂ゴール制限時間 :午前11時30分
○五合目コース
- 馬返し関門通過打切り時間 :午前10時30分
- 五合目ゴール制限時間 :正午
山頂コースの詳細な攻略
詳細な攻略に入る前に公式サイトにもある注意に触れておこうと思います。
去年の末頃に、富士山頂の石積みが崩落した、との報道がありました。
この場所は、今回のコースからかなり近い位置だったそうで、現在も復旧作業が続いているそうです。
この復旧作業の進捗次第では、今回の山頂コースは途中で打ち切りになる可能性があります。
こればっかりは安全上の問題でどうしようもないと思います、一応可能性ではありますが、覚えておいてください。
さて、コースは最初は吉田市役所から始まり、しばらくは舗装された道を行く形になります。
ここは走りやすさもあり、道幅もそこまで狭くないので、かなり走りやすいと思います。
ここは気持ちよく走ってしまって大丈夫です。
ただ、ある程度記録にこだわりたい人は、ここでこそタイムを縮めやすい場所なので、頑張りましょう。

3kmほど行ったところから、少しづつ上り坂になっていきます。
まだ舗装された道なので走りやすいですが、この後に山道に入ると、しばらく道が狭く、渋滞のような状況になってしまうので、それまでにある程度位置取りを考えておきたい場合は、ここで意識して走るようにしましょう。
浅間神社を抜けて走ったところから、いよいよ登山が始まります。
ここからは場所によって道も狭くなり、走ることが難しい場所も出てきます。
気持ちばかり焦っても仕方がないので、心を落ち着けて冷静に挑むようにしましょう。

登山用の道なので、滑りやすい場所もあるでしょう。
マラソン大会ではありますが、事前にある程度山道に慣れている場合でもない限りは、ここで記録を縮めようと思わないほうがいいです。
そして、最終的に五合目を超えて少し行くと、そこからはいよいよ頂上を目指します。
こうなるともう集団登山といった感じ!
ここまで来るうちに体への負担は相当なものになっているはずです。
そして、コースも走る、から完全に登るためのものといった具合です。
道幅も大きくなく、ゆっくりと進むことを余儀なくされます。
またここからは標高が高くなり、体にかかる負担もかなりのものになります。

大会についてあれこれ
このta大会は、古くから伝統のあるレースでしたが、最近になってまた参加希望者が増えてきたとのことです。

それに伴い、最近になってコースに参加資格を設け、関門を設定することである程度受け入れられる人数を制限した、という経緯があります。
それまではこの山頂コースの完走率は5割程度しかなかったコトもあったそうです!

前回大会参加者の声
なんとか完走しました〜!!!
関門約30分前にゴール。
山頂権ゲット(2:20以内)はできなかったけど楽しかったので良し!また来年がんばろー٩( 'ω' )و
#富士登山競走 pic.twitter.com/FtIycOvYei— ゆうみ。5/19柴又100Kリベンジ! (@you_mixi) July 27, 2018

https://twitter.com/Higenyanko_/status/1015587045832474625

富士吉田市民です。
登山競走実施が気になり、市役所行ったついでに担当者に話を聞いてきました。
担当者は、すごくやりたい!できればやりたいとのこと。心意気を感じた!
山頂のがけ崩れは、山梨県と静岡県両県が協力して復旧するとのこと。
今年も無事山頂コースも開催するでしょう。#富士登山競走— 羽田 隼人 (@syurikokona) January 31, 2019

実際にとても厳しい大会ではありますが、毎回参加者は殺到するそうです。
これは、富士山をみんなで登る!というマラソン大会のイベントとしての側面がかなり強く出ているからだと思います。

参加される方は準備を怠らずに、精いっぱい頑張ってきてください!
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』