もうすぐ、駅伝シーズン到来ですね。
駅伝と言えばやっぱり大学駅伝!
3大駅伝の始まりです。
さて、その第2戦目が全日本大学駅伝です。11月の第1週の日曜日に開催されテレビ朝日系列で生放送されます。
箱根駅伝ばかりに注目がいっていますが、こちらも全国の大学が集結する日本一決定戦でレベルが高いです。是非ご覧になって下さい。
全日本大学駅伝はどんな駅伝か?
実は私もこの大会に2度出場した事があります!
それも、何と1度、優勝しました。予選会を突破して、やっと出場した大学だったので周囲は驚きでしたね。
大会の優勝候補は駒沢大学や日本大学、大東文化大学だったのですが、下馬評を覆し優勝出来ました。
今でも信じらませんが、このように波乱が起きる大会でもあります。
予選会から勝ち上がるチームが優勝するのはかなり稀。なかなかないです。調べてはいませんが、シードが始まってからやわは史上初?の快挙だったかもしれません。
その予選会を通過するのも近年では難しくなってきました。
シードは全日本大学駅伝は前年の上位6チーム、さらに、箱根駅伝の上位3チーム。
それ以外は、各地域での予選会で上位チーム(各地域によって出場枠は異なります)にならないと出場すら出来ません。
関東の予選会は10000mを各校2名×4組の合計記録の上位9チーム(年によって違います。私の時は上位6チームでした)
トラックですので、差はつきづらいです。しかし、その分大きく遅れてしまうと致命傷になります。
私達の時は全員が安定して上位で走り、無事に突破(私は3組で2着)しましたが、失敗出来ないと言う緊張感は本番以上でしたね。
さて、本番の全日本大学駅伝は11月です。うっすら涼しくなってきて走るにはぴったりの季節です。
全日本大学駅伝は
出雲駅伝と箱根駅伝の中間の時期に開催され、
出雲駅伝と箱根駅伝の中間の人数で行い、
出雲駅伝と箱根駅伝の中間の距離を走る、
そんな駅伝です。
つまり、スピードとスタミナの両方が必要とされます。
全長106.8kmを8区間で繋ぎます。
距離は最小の3区9.5kmから8区19.7kmと、出雲駅伝や箱根駅伝と比べると区間によって大きく違います。
ポイントは1区と8区(アンカー)です。
全日本大学駅伝1区
1区はスローペースになると差がつきづらいですがハイペースになると、後の区間で挽回出来ない位に差がつきます。
何故か?
全日本大学駅伝で、唯一と言っていいほど、高低差があるからです。
遅れてしまい、リズムを崩すとアッと言う間に先頭から離れてしまいます。
なので、駒沢大学や城西大学、大東文化大学のようにいきなりエースを投入してくる大学も多いです。
しかし、レースがスローペースになると差がつきません。10番目でタスキを渡しても先頭と10秒差なんて事もあります。
そうなると、エースを投入したチームは大きな痛手となります。
私の時はスローペースで10番目で渡しても10秒前後の差でしたね。
全日本大学駅伝8区
もう一つのポイント区間は8区アンカーです。
この区間は約20kmもあり、1番熱い時間帯にスタートする区間です。11月とは言え昼間太陽が出ている
ようだと20kmの距離ではかなり熱いです。
なので、大きく差がつきます。
過去に大逆転優勝がアンカーで何度もありました。
渡辺康幸さんが、1分30秒差を逆転したのは記憶に新しいですね。いや、新しくはないですね。伝説です。
しかし、留学生を有する山梨学院大学がこの全日本大学駅伝で優勝経験がないのは不思議ですね。それまでに大きく離されてしまうと、やはり、優勝は難しいという事でしょう。
優勝を予想
さて、優勝するのはどの大学でしょうか?
2014年度は、駒沢大学が1区から一度も首位を譲らずに完全優勝しました。
今回も、、、
とは、なりそうもありません。
優勝の立役者1区の村山君と4区の中村君が抜けたのは大きな痛手です。
たった2人と思うかもしれませんが、野球で言えばエース投手と4番バッターが抜けたようなものです。もちろん他の選手も素晴らしいですが、優勝するには難しいでしょう。
では、どのチームが優勝するか?
私は青山学院大学と予想します。
選手層と質をみると、他の大学を圧倒してます。
一色恭志選手を筆頭に、鈴木塁人選手、中村友哉選手といった注目選手が健在で、他の選手も遜色ないメンバーが揃っています。
そして、全日本大学駅伝はミスのないチームが勝つのです。
私達が優勝した時も区間賞は0でした。それよりも全員が失敗しないで繋ぐ方が勝てる大会なのです。
その点、青山学院大学は安定感のある選手が揃っています。
皆さんはどの大学が優勝すると予想しますか?
箱根駅伝とは違い全国の大学が出場します。
是非、応援をして下さい!