ランニングは楽しむことが大切です。
楽しく走ると長続きしますし、自然に体脂肪も落ち体重も減少して、けがや故障も少なくなります。
ゆっくり長く走るから楽しめたり、ゆっくりだからこそ話しながら走れたりします。
LSD(ロングスローディスタンス)は多くのランナーにとって、ランニングを楽しむための原点かもしれません。
今回はLSDについて説明します。
LSDトレーニングとは?どんな効果があるの?
LSDは長い距離をゆっくり走る練習のことを指します。
負荷が少ないため、呼吸を整えながら走ることができますし、会話ができるほどのスピードなので、気分転換を兼ねてランナー仲間と一緒に楽しく走ることもできます。
初心者の方は、まだマラソンの体力が完全に整っていません。
その時に、このLSDトレーニングをすることで基礎的な体力が養成されますし、今まで走ったことのない時間・距離を走ることで「自信」がつきます。
少しずつ走れる時間と距離を伸ばすことで、さらに大きな自信につながっていきます。
また、走れる距離が伸びてくると体脂肪が減り、筋肉もバランス良くついてきます。
そのことで基礎代謝がアップし、静かにしていてもカロリーを消費し、太りにくい体質になっていきます。
筋肉が増え、逆に余分な脂肪が減ることで、LSDに適した筋肉も増えてきます。
その筋肉によって足への負担が減り、足を守ることでケガの防止にもなります。
LSDトレーニングを数多くこなしていくことによって、身体の毛細血管が発達していきます。
このことは、身体の隅々まで栄養や酸素が行きわたり、同じ練習をしても疲れにくい身体になっていきます。
毛細血管が身体の隅々まで発達することによって、心肺機能がアップし疲労回復の効果も絶大です。
LSDトレーニングはどういう人に向いているか
LSDトレーニングは、初級者、中級者、上級者それぞれのレベルに応じて効果があります。
初級者は距離や時間への自信がつくとともに、ランニングの楽しさを実感することができます。
中級者は心肺機能がアップし、より長く走れるようになり、身体も心もランニングへより一層、のめり込んでいきます。
上級者は、日々の激しいトレーニングの箸休め、疲労回復として有効に使うことができます。
ランニングを始めて、そろそろハーフマラソンやフルマラソンに挑戦してみようかなと思っている方には、ぜひLSDトレーニングを経験して欲しいと思います。
初めてレースに出場する時は、完走することが大きなテーマになります。
20Km 、40Km走ることができるか不安になります。
そういう時にこそ、LSDで自信をつけて欲しいと思います。
まずは、長い時間、身体を動かすことができれば、完走も見えてきます。
LSDトレーニングのやり方は?
初心者の方は、まず90分を目標にLSDを行って下さい。
ペースは9分~12分/Kmです。
時間に余裕のある日曜日などに行うと良いです。
長い時間走るので、周回コースでは飽きてしまいます。
大きな公園や海岸沿い、街中等景色を楽しめる場所の方が走りやすいです。
電車で目的の場所まで行ってLSDをやり、お風呂に入って帰ってくるというやり方もあります。
私のおすすめはマラニックです。
マラソンとピクニックを合わせた造語ですが、観光や景色を楽しみながら走るものですが、最近人気が高まっています。
マラニックの大会もありますが、ランニング仲間とともにわいわい話をしながら街中を走っているグループをよく見かけます。
一人でも楽しいので、ぜひ、一度マラニックを経験してみて下さい。
LSDトレーニングにおすすめのアイテム
一番大事なのはシューズです。
長い時間走るので、足への負担を軽減するために靴底の厚いものをおすすめします。
その他に、時計、サングラス、ウェストポーチ、音楽プレイヤーもあると良いでしょう。
GARMINのForeAthlete225jという時計や、Zoffのランニングサングラスなどがおすすめです。