ランニングは、限られたエネルギーでいかに体力を無駄遣いせず、効率よく使うかがポイントになります。
無駄なく効率の良い走りとは、正しいランニングフォームということになります。
フォームの乱れは、全身のいたるところで悪い症状を起こす原因になります。
ランニングを始めた初期の段階に、楽に長く走ることができるランニングフォームを身につけると効果的です。
しかし、変な癖が身についてしまった場合には修正しなければなりません。
そこで、正しいランニングフォームに修正するためのポイントについて説明します。
正しいランニングフォームにするために、まずは正しい姿勢を
正しいランニングフォームで走ろうと思った時に、まず大切なのは姿勢です。
姿勢が悪いとそれがランニングフォームに直結します。
良い姿勢とは、足の裏の真ん中に重心を集めるように立つことです。
頭-胸-骨盤と一直線に立ち、その姿勢になると自然に前傾姿勢になります。
このようにして重心を体の真ん中に持ってくることによって正しい姿勢で立つことができます。
正しい姿勢で走ると、体がブレることなくスピードに乗っていきます。
逆に胸やお尻が出た姿勢で走ると、腰が下がり前へ進みにくくなります。
正しいランニングフォームにするために、正しい姿勢で歩く
正しいウォーキングのフォームは、見た目も美しいですし、ランニングフォームの基盤にもなります。
ウォーキングの際に意識するのは「重心の位置」です。
重心は、おへその下にある丹田におくようにします。
リラックスした状態で正しい姿勢をとりながら、丹田を意識して歩くと、体が前後左右にブレにくくなります。
正しいランニングフォームに修正するためのチェックポイント
効率良い走りをするには、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
1.まず意識したいのは姿勢です。背筋と腰はまっすぐ伸ばし、重心(丹田)を意識して前へ進みます。腰が落ちていないかチェックポイントです。
2.肩の力を抜くことです。リラックスして楽なフォームで走ります。早く走ろうとすると無駄に力が入る場合があります。意識して走ることがチェックポイントです。
3.顎を引くことです。顎は常に引いて、目線は真正面に保つことです。顎が上がると上体がブレたり、別の部位に力が入りやすくなります。
4.肘を後ろに引くことです。腕は肩甲骨から柔らかく後ろに引きます。肘の角度は90度くらいに曲げスムーズに腕を振ります。
5.自分にあった歩幅(ストライド)で走ることです。スピードを上げようとすると歩幅は大きくなりますが、初心者の方は自然な歩幅を意識すると良いと思います。
6.かかとから着地します。基本はかかと着地で、かかとから地面に付き、最後に親指の付け根で地面を蹴ります。足裏全体で着地をするフラット着地が最近注目されていますが、初心者の方はまずかかと着地を心がけて下さい。
7.呼吸は一定のリズムで行います。リズムが崩れるとフォームに影響を及ぼしますので、自分の足音に合わせて呼吸してみて下さい。
ランニングフォームは、人それぞれの体格や筋力等で違いができます。直しにくい癖もあると思いますが、意識しながら走ることで修正することもできます。そうすることで、ランニングが楽しくなりますよ。