北海道伊達市で「春一番」と銘打って開催されている総合マラソン大会です。
毎年多くのランナーでにぎわっていますが、難関コースのため、完走率は81.9%とハーフマラソンとしては低い水準になっています。
制限時間が平均タイムに設定されていることが、初心者ランナーの脱落を招く要因にもなっているようです。
起伏や転換点の多い複雑なコースを攻略して、完走を目指すためのトレーニング方法などを紹介します。
大会概要・エントリー情報
第32回伊達ハーフマラソンは、平成31年4月14日の午前9時から午後2時にかけて行われます。ハーフマラソンのスタートは10時50分です。
ハーフマラソンのほかに、3km、5km、車椅子など幅広く種目が設定されていて、参加者も小学生から60代以上までと3世代参加も可能なアットホームな大会です。

ハーフマラソンエントリー資格・参加料
ハーフマラソンの参加資格は、大学生以上の男女となっています。
定員は2,500名で、インターネット、または郵便振込みで参加料を支払った時点で参加申し込み扱いとなります。
抽選は行われず、定員一杯になった時点で応募が締め切られます。

ハーフの参加料は4000円です。
参加が確定下方には4月2日にナンバーカードが発行されます。ナンバーカードを忘れた場合には参加ができませんので注意してください。
ハーフマラソン制限時間
2時間30分以内に完走することが規定されていて、それ以上になると未完走になります。
9.2km、16km、18.5kmに関門が設置されていて、それぞれ下記の時間で締め切られます。
- 1時間5分
- 1時間53分
- 2時間11分

通過時間は、ゼッケンに装着されているICタグによって計測されます。
伊達ハーフマラソンコース紹介
大手門横をスタート、ゴールとし、網代町、伊達トンネル、だて歴史の森を集会するコースになっています。
第一関門では道が複雑に交差しており、また給水ポイントを過ぎて15kmに向かう地点ではコースが東から南へと大きく転換します。転倒には十分注意しなくてはいけません。
高低差の激しいコースです。スタートから第一関門までは緩やかなのぼりですが、昭和新山道交差点付近から急な下り、そこから一転して今度は上り坂になってランナーの体力を奪います。

コース攻略方法は
中盤から後半にかけて体力が落ちてくるタイミングに、厳しいのぼりや下りが来る難しいコースです。

ただ上り坂は順位を上げるチャンスでもあります。上りはどの選手もおのずとスピードが落ちるので、ここで自分の走りができれば上位地につけることもできるかもしれません。
苦しい上りをクリアしたあとは、急な下りで今度はオーバーペースになりやすくなります。
上り坂を耐え抜いた後なので、急に足元が楽になってついハイペースで進んでしまいがちです。ここで、焦らず我慢してマイペースを貫くことがポイントです。
完走を目指すために必要なトレーニング
伊達ハーフマラソンのコースを攻略するには、アップダウンに備えた練習をするべきです。
交互にやってくる上りや下りで体力を失わないためには、それぞれに応じたフォームを身につけて、臨機応変に変化させることが重要になります。

上り坂は腹筋を使って重心をコントロール
平坦な道では体をまっすぐにして走ればいいのですが、そのままのフォームで上り坂に差し掛かると、重心が後ろにずれて走りにブレーキがかかってしまいます。
そこで、上り坂では「腹筋で走る」というイメージを持ち、重心を前に持っていくようにしましょう。
上半身から先に走ることを意識し、こころもち前傾姿勢ですが、うつむいてはペースダウンになります。
腹筋を使って上半身を固定したら、お尻や腿など多きな筋肉を使って走るようにします。大きな筋肉はスタミナがあるので、ハードな上り坂でも消耗せずに走りきることができます。
下り坂はストライドを狭く
下りを走るときは、足の回転を完璧にコントロールできるようにします。スピードの出やすい坂道に差し掛かると、オーバーペースで関門を抜けるまでにダウンしてしまうことも考えられます。
スピードを抑えるためには、ストライドを狭くして小刻みな足運びをすることです。
一歩一歩集中して足を落とし、足の裏全体で地面を受け止めるようにして普段の自分のペースを保ちます。
こうした走りを身に着けるためには、上りと下りのあるロードを見つけて(200m程度でも大丈夫です)、タイムトライアルをするのがいいですね。
普段の自分のラップタイムで走りながら、ペースを維持し呼吸も乱さずに走れるようになれば、上り下りの激しいコースにも対応できるようになるでしょう。
アップダウンに強くなればランニング全体がレベルアップ
決して簡単なコースではない伊達ハーフマラソン。そのため、この大会で完走できればそのほかの大会での好タイムも期待できることでしょう。

どんな大会でも大勢で走るときはほかのランナーについて行こうとして自分の走りを邪魔されがちになります。そんな中で激しいアップダウンが来ると、一気に体力を失って途中棄権になってしまうかもしれません。
坂道を制するランナーがレースをリードするとも言えなくはありません。普段からアップダウンになれるようにトレーニングをしておいて、その上でのベストタイムを把握しましょう。
当日は自分の走りをするように心がけて、制限時間の2時間30分のゴールを目標にします。あまり上を狙いすぎるのではなく、自分の現状の走力で走りぬけるよう、頑張ってください。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
大会の待ち時間などの、時間つぶしにおすすめ『耳で聞く読書』