「OneSky.~おなじ光、風、思い」をコンセプトに掲げたかすみがうらマラソンでは、国際盲人マラソン大会も同時に開催されています。
平成3年に土浦市市制施行50周年を記念して開催されたかすみがうらマラソンは、エントリー数は世界32の国、全国47都道府県から3万人近くが参加するマンモス大会へと成長しています。
健常者も障碍者も分け隔てなく伴に走る、そして応援する人も参加者としてレースを楽しんでもらい、開催者も含めた多くの人たちが手を取り合うハートフルなマラソン大会です。
障碍スポーツに興味をもってもらうこと、見ている人も主役であることを目指し、ほかのレースにはない独自性が魅力な大会です。
マラソン初心者の方もぜひ参加してみてください。
かすみがうらマラソン・エントリー情報
フルマラソンのほかにもさまざまなコースが設定されていて、初心者から上級者まで幅広く楽しめる大会です。
参加資格やエントリーの方法を見てきましょう。

開催地と当日のスケジュール
2019年4月14日、雨天決行で行われます。開催地は茨城県土浦市川口運動公園です。
参加者には事前にナンバーカードが郵送されますので、持参してください。これにより当日の受付は行われません。
カードが無いと参加できなくなるので、忘れないように注意してください。
開始時間になったらそれぞれのスタート地点に速やかに並びます。
- フルマラソン開始時間 午前9時50分
- 10マイルの部開始時間 午前9時20分
- 5kmの部の開始時間 午前10時30分

定員とエントリー方法
かすみがうらマラソンには定員が設けられています。先着順で参加が決定しますが、遅くならないうちにエントリーしたいですね。
- フルマラソンの定員 16,000人
- 10マイルの部の定員 6,000人
- 5kmの部の定員 2,000人
参加資格は高校生以上の健康な方すべてです。
エントリーするには、ローソンの「LAWSON DO SPORTS」よりネットで応募(https://do.l-tike.com/kasumigaura-marathon/)、ローソン、ミニストップ設置のロッピーから応募します。
また特設電話もあり、平日の午前10時から午後5時まで、
0463-35-8880
で参加の受付を行っています。(電話をかける際は時間を守りましょう)
一般の部は定員になりしだい募集締め切りです。
かすみがうらマラソンコース概要
川口陸上公園をスタートし、レース前半は土浦市内を周回するように展開し、後半では霞ヶ浦の湖岸に沿って走ります。
折り返しはなく円形のコース形態ですが、5km地点で大きく東に進路変更したり、中間地点では南から東への方向転換、次いで南に進路が変わります。
転倒やペースダウンには十分注意して臨んでください。
またスタートから5km地点までは急激な上りとアップダウンがあり、25km地点では逆に下りに切り替わります。
その後ゴールまでは平坦な道のりとなるので、ラップタイムも上がるでしょう。

かすみがうらマラソンコース攻略方法は
フルマラソンの大会としては比較的走りやすいコースと言われており、好タイムを期待できる大会です。
注意点は前半すぐの上りと中盤での下りです。走り始めてすぐに上り坂なのは苦しいですが、後半のスピードアップに備えてここで体力を失わないことが重要です。
また下りに入っても、スピードを出しすぎて膝に負荷をかけないことが大切になります。
坂道でスピードを出しすぎると「膝が笑う」という状態になり、転倒や怪我をしやすいのでセーブして走るように注意しましょう。
そして万全のコンディションで後半の平地に向かいます。ほかの選手もスピードを上げてくると考えられるので、人のペースに惑わされず、ラップタイムを確認しながら完走目指して慎重にレースを作ってください。

悪天候の際の服装
かすみがうらマラソンは、地形的な特徴からか悪天候のなか開催されることが多いようです。
そのため、ランナーの方は防水防寒の対策をしっかり立てておきましょう。雨天決行なので、雨に打たれながら走ると低体温症の危険性も出てきます。
例年、雨をしのぐためにゴミ袋に穴を開けて雨合羽として利用する方が多いのですが、できれば防水性や放湿性に富んだウインドブレイカーなどがあるといいですね。

坂道でタイムを維持する練習方法
上り坂では当然ペースが落ちローペースになってしまいます。この問題をクリアするためには、走り方を工夫する必要があります。
勾配に耐えられるように、腕は比較的強く振り、足を引っ張るイメージで腿を上げることを意識しましょう。といっても上げすぎると体力を消耗してしまうので、あくまでイメージです。
苦しくなるとあごが上がって体勢がぶれてしまうので、普段から体幹を鍛えておくことも大切なポイントです。
上り坂に強くなると大きなアドバンテージになりますが、今回はレース序盤に上りが始まるので、あくまでペースを落とさず疲労をためないことがポイントです。
下り坂ではオーバーペースにならないよう、足運びは小刻みにして、腕の重心を上げて上半身を固定するように走ります。
上りには筋力も必要
上り坂で消耗しないためには、足の筋肉量も必要になってきます。通常ジョギングでは筋力は鍛えられないので、専用の筋トレも行いましょう。
効果的なのが上り坂ダッシュです。短距離走のスピード練習としても行われますが、マラソンのための脚力強化にもつながります。
1回の練習ごとににそれなりに勾配のある坂を全力で駆け上がり、ゆっくりと下ることを10セット程度繰り返しましょう。
やはり坂道を走るための筋肉は坂で鍛えるのが一番です。続ければ心肺も強くなり、持久力アップにもつながります。
上位入賞できれば海外の大会に参加できるチャンスも!
かすみがうらマラソンでは、フルマラソンと10マイルの上位入賞者から男女各1名を派遣という形でシドニーマラソンに参加させてくれる副賞があります。
シドニーオリンピック金メダリスト、高橋尚子さんも走ったコースを一部残し、オリンピック記念大会として国内外から多くの人が参加します。
貴重な経験になりますし、開催地は年間でもっとも気候のよい時期にあたるので、爽快な走りができるでしょう。上級者は世界を見る大きなチャンスです。
後半の勝負で自己ベストを目指しましょう!
初心者も取り組みやすいコースが特徴のかすみがうらマラソン。中級、上級のランナーはタイムトライアルとして参加する意味も大きいですね。
前半の上りさえ克服してしまえば、ベストタイムで完走することも可能です。上位入賞者へ与えられる副賞も魅力があります。
走る人だけでなく見る人も楽しめる大会なので、マラソンを始めたいけどなかなかトライできない方は、ぜひ応援だけでも出かけてみてください。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
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