グアムは日本から直行便で3時間半の場所にあり、時差の心配もほとんどありません。
直行便のある日本や韓国、台湾は、アメリカ本土よりもグアムを訪れる観光客が多くなっています。
今回は常夏の楽園・グアムで開催されているグアムインターナショナルマラソン2016について、その概要とコース攻略ポイントについて説明します。
大会の概要と特徴
グアムインターナショナルマラソンは、2013年4月にグアムで初めてのJAAF(国際陸上競技連盟)公認のマラソンレースとして開催されました。
グアム島をあげて大々的に開催されるこのイベントは、地元グアムのみならず、日本全国各地およびアジア諸国から多くのランナーが参加しています。
2015年大会には、各部門トータルで3,245名が参加し、そのうち約900名が日本人ランナーです。
また、日本人の参加者平均年齢は42.6歳でベテランランナーの方が多いようです。
2016年大会は、4月10日(日)に開催され、フルマラソン・ハーフマラソン・10kmラン・5kmランの部門があります。
フルマラソンの制限時間は7時間、途中の関門制限時間は、以前はありましたが現在はなくなりました。
フルマラソンのスタート時間は早朝3時です。
この大会は、出場人数の定員はなく7時間で完走する方であれば必ずエントリーすることができます。
また、日本でエントリーしていなくても、大会前日にグアム大会本部(PICグアムパシフィックパビリオン)でエントリーすればレースに参加できるのが大きな特徴です。
コースの説明と攻略ポイント
コースはイパオパークを発着とする往復コースです。
途中、アルバンビーチタワー、グアム知事公館を経由し海軍基地前で折り返します。
コース攻略のポイントは以下のようになります。
1. スタートして約5kmは緩やかな下りが続きます。復路は逆に、ラスト5kmが緩やかな上りになります。あとは比較的フラットなコースで、海沿いを走るオーシャンコースです。ラスト5Kmの上りは辛いところですが、ゴールはすぐそこですので、しっかり腕を振り、脚を前に進めて下さい。
2. スタート時間が3時の真夜中です。日中の暑さを避けるために仕方ないところですが、1時には起床して準備しなくてはなりません。また、朝日が昇るまでは2~3時間は暗闇の中を走ることになります。接触や路面の変化等には注意が必要です。(道路状況の悪い所には白くマーキングされています)
3. 一番のポイントは暑さ対策です。スタートの時は22~24℃ですが、日が昇ると一気に気温は上昇し30℃は軽くオーバーします。日差し対策と水分補給をしっかりすることが大切です。水分補給は2km毎にある給水場で行いますが、暑いからといって水分のがぶ飲みは腹痛を引き起こすので避けて下さい。また、汗によって失われた電解質を補うためにも、電解質の入ったスポーツドリンクも飲むようにして下さい。
4. あまり肌を露出せずに走ることをおすすめします。紫外線対策をすることで、皮膚が熱を帯びるのを抑え、走っている最中に感じる暑さを和らげます。キャップ、サングラス、日焼け止めクリーム、アームカバー、ネッククーラー等を使うと良いでしょう。また、給水場には水を含ませたスポンジが置いてあるので、頭から水を浴びるのもおすすめです。
その他
シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんが、2015年大会からアンバサダー(大会広報大使)を務め、グアムインターナショナルマラソンを盛り上げています。
また、ゲストランナーとしてシンガー&ランニングドクター(医師・ミュージシャン・アスリート)の福田六花(ふくだりっか)さんが走ります。