徳島市内のランドマークである眉山を背にした県庁前をスタートに展開されるとくしまマラソン。
徳島市と徳島県が共同で開催する、四国で最大のフルマラソン大会です。今回は招待選手として、アテネオリンピック金メダリストの野口みずきさん、箱根駅伝で活躍した神野大地さんを迎えます。
2008年の第一回大会開催以降、年々参加者が増え続けて、2016年度には初回の4倍近くの15000人の定員が組まれました。
一般参加やファンランとしての参加も盛り上がりを見せる大会です。完走にむけてコースの攻略方法を探っていきましょう。
とくしまマラソン大会概要・エントリー情報
第一回大会は2008年に、神戸淡路鳴門自動車道開通10周年記念として開催されました。翌第二回大会の定員は4000人。先着順でしたが、1週間で参加が締め切られるほどエントリーが殺到しました。
ホームページ上で宿泊施設が調べられるなど、遠方からの参加者にも優しい、地域密着型の大会です。
こういした点もランナーを引き付ける魅力になっているのでしょう。日時や参加資格を見てきます。
とくしまマラソン・基本情報
2019年3月17日、9時号砲です。混雑や交通規制の問題から、参加者をグループに分けて順次スタートさせるウェーブ方式がとられています。

8時45分に徳島県庁前スタート地点付近で開会式を行い、13時に徳島市陸上競技場で閉会式が行われます。大会制限時間はスタートから7時間です。
フルマラソンのほかには、「ファンラン」として小学生、ファミリーも参加できる4.2㎞、1.5㎞の部も開催されます。
フルマラソン参加資格
参加を希望する方は大会ホームページに記載されている募集要項からインターネットで申し込みます。
参加は先着順で、参加料金を振り込んだ時点で応募が確定します。定員になった時点で応募は締め切りです。
参加料は9,000円。チャリティ参加やチャレンジ参加だと12,000円になります。
インターネット定員は14700人で、残り300人は専用振り込み用紙での抽選になります。
専用振り込み用紙での申し込みは、500円かかります。

とくしまマラソンコース紹介
県庁近くをスタート地点として、吉野川にそって川沿いの風景に親しみながら展開するなだらかなコースになっています。
スタート地点は混み合いますので、無理せずゆっくり走りましょう。

折り返し地点では多く進路を北から南に転換しますので、ここでスピードを殺さず、ほかの選手との接触転倒をさけるようにしなくてはいけません。
ところどころに細かなアップダウンはあるものの、20㎞付近の最大高度以降もほぼ平坦といっていいコースです。

とくしまマラソンを完走するには
とくしまマラソンの特徴は、川沿いの道を進むことにあります。
そのため、その年の天候によっては体感温度が低くなったり、低体温症の不安があります。
ですが、毎年の平均気温は10度前後で、決して低すぎるということはありません。ぎりぎりまでニュース等で雲の様子は気温をチェックして、最適なウェアで臨むのがいいでしょう。

単調なコースなため、失速しないことが重要
往路と袋がほぼ変化のない景色のため、ランナーは走っているうちに飽きて疲れやすくなったりペースダウンしてしまうことがあります。

気持ちが折れそうになったときは、応援してくれる観客の人たちの力を借りてリセットしましょう。
また、水分補給を十分にすることも大切です。
沿道には、私設ブースのようにボランティアで給水所を設けてくれている団体もあるようなので、見逃さずに給水しましょう。
必要なトレーニング
ほとんど平坦なコースではありますが、一般道を走るからには細かい登り下りは避けられません。
競技場を走るつもりで臨むと、微妙な高低差で足をとられてしまうことも。
この大会では日常ロードで走る練習の成果が発揮されそうです。特に郊外の農地がある地域では歩道にも微妙なアップダウンがあって慣れない人は足を痛めがちです。

普段陸上公園のようにフラットなフィールドで練習をしている方は特に注意が必要です。
軽い登りの後の急な下りは、ペースを乱されやすく足首からふくらはぎにかけての負担になります。
長距離走にはあまり筋トレは必要ではありませんが、ふくらはぎのアクシデントを避けるためにも、時々つま先立ちになるなどして膝からしたの筋力を意識して鍛えることも重要です。
完走をサポートしてくれる講座も人気
とくしまマラソンには「はしるんじょ!講座」といって、初心者や6時間台ランナーの完走をサポートする練習会も設けられています。
初心者講座は、あすたむらんど徳島 088-672-7111(9:30~17:00 水曜は休園日)
中級車講座は 鳴門・大塚スポーツパーク 088-685-3131(9:00~17:00 火曜は休館日)
それぞれ申し込みを行ってください。申し込みから5か月かん、専門の指導が受けられます。

市民全体で盛り上げてくれる大会
ビギナーやノービスのも優しく、かつ走りやすいコースなことから記録にも挑戦しやすいとくしまマラソンです。
毎年沿道の応援が盛んだったり、ランナーだけでなく市民全体が参加者になれるようなアットホームなところが魅力です。

ただ、川沿いの気温は年毎に変わりやすいので、事前のチェックを怠らないようにしましょう。万全の状態で臨めば、きっと楽しんで完走することができるでしょう。
最後に:大会前の持ち物チェック!

必需品からあると便利な物まで一覧にしたので、大会前には必ず確認して下さいね!
絶対に必要なモノ・必需品
・シューズ
・シャツ
・パンツ
・着替え(パンツ、シャツ、タオル)
・靴下
・ゼッケン、受付用はがき、抽選券などレース参加に必要な証
・スマホ
この辺りは無いとレースに出れない、間違いなく困るアイテムです。必ずバッグに入れましょう!
★おすすめアイテム


あると便利な物(基本)
・タイツ
・キャップ、帽子
・サングラス
・サポーター
・ウィンドブレーカー
・ネックウォーマー(冬のみ)
・アームウォーマー(冬のみ)
・グローブ(冬のみ)
★おすすめアイテム
ランニングタイツは、ワコールのCW-Xが人気です。累計100万枚以上売れた商品なのでかなりおすすめです。
サングラスも日中のレースでは必需品です。日差しが強い日のためにも持っておくことをオススメします。

あると便利な物(小物)
・GPS時計
・スマホアームバンド
・リストバンド
・髪留め、ヘアバンド
・ポーチ、バッグ
・サプリメント、ゼリー、塩熱飴
・ゼッケン止め
・乳首保護シール(ニップレス)
細かいアイテムですが、ニップレスやゼッケン止めはあると意外に便利です。

★おすすめアイテム
GPS付時計ならやっぱりガーミンが一番安定していると思います。

バッグ・ポーチを持たない方はスマホ用のアームバンドが便利です。大会だけでなくて、トレーニング時にも役立ちます。
ちょっとお高いですが、性能の良いポーチが欲しい方、買い替えたい方はサロモンのポーチがおすすめです。
デザインもスタイリッシュなので使いやすいですよ。
あると役に立つもの
・レジャーシート
・絆創膏、爪切り
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・雨がっぱ
・交通系電子マネー(要!事前チャージ)
・ワセリン
・ホッカイロ
・充電器、モバイルバッテリー
★おすすめアイテム
Tシャツ、下着、パンツなどの衣服と皮膚との摩擦で起こる痛みや靴擦れ等の防止としてワセリンはあると非常に便利です。
こちらのピュアスキンジェリーがおすすめで、値段も手ごろで使いやすい一品です。
また、忘れがちですが長丁場なのでモバイルバッテリーもあると便利です。

iPhone・androidともに対応しているこちらのモデルを持っていれば、複数人で参加する場合も心強いですよ。
もう準備は万全ですか?本番では忘れ物などしない様に気を付けて、最高のレースにしてきてくださいね!
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