初夏の札幌で行われる札幌豊平川市民マラソンは、今年で第11回目を向かえます。
札幌の市民マラソンクラブ(ナイヤガラマラソンクラブ)が大会を運営しており、ランナーの立場にたった手作りの大会です。
札幌市では8月下旬に北海道マラソンが行われますが、その大会に向けての前哨戦として出場するランナーの方が多いです。
今回は、札幌豊平川市民マラソンのコースの特徴や攻略ポイント等について説明します。
大会の日程や概要
札幌豊平川市民マラソン2016は、7月3日(日)10時スタートで行われます。
種目はフルマラソンのみで行われ、年齢別に男子4部門、女子2部門に分かれています。
募集人員は1300名で、参加選手も例年1,200~1,300名で行われています。
豊平川の河川敷には、野球場やサッカー場、ゲートボール場、テニスコート等の運動施設が点在している他、夏には花火大会が行われており、市民の憩いの場所となっています。
コースと制限時間
コースは豊平川の右岸および左岸を走るほぼフラットなコースです。
南9条大橋右岸を上流に向かいスタートし、藻岩橋を渡って左岸へ行き、そこから北13条橋を過ぎて第1折り返し(15km)、往路を戻ってスタート地点を通過(30km)、環状北大橋過ぎて第2折り返し(35km)をしてゴール(スタート地点)に向かいます。
現在のコースは、第8回大会(2013年)から採用されたコースです。
それまでは、南9条大橋右岸を下流方向にスタートし、その後は現在のコースを走り、スタート地点にゴールしていました。
現在のコースは、スタート地点を通過しさらに10kmを走ってゴールするようになっています。
距離表示は、1km,2km,5km、その後は5kmごとにあります。
給水は4kmごとに水とスポーツドリンクがあります。
給食は20km以降に4kmごとに、バナナ、スイカ、きゅうりの塩漬けなどがあります。
制限時間は7時間と緩い大会です。
終盤は歩いてゴールするランナーの方も結構います。
コース攻略のポイント
コース攻略のポイントは次のようになります。
1. 7月の豊平川の風はそよぐ程度で、走りにほとんど影響ありません。アップダウンも8kmの藻岩橋あたりにちょっとあるだけのフラットなコースです。
2. 最大の敵は「暑さ」です。雲が多い年もありますが、7月の札幌は暑いと覚悟してレースに出て下さい。私も3度走りましたが、一度は暑さにやられて30kmでリタイヤしました。
3. 今年の7月3日の天気は、晴れで最高気温25℃-最低気温16℃という予報です。平均は21℃-14℃ですから、2016年は暑い大会が予想されます。暑さを予想し覚悟して走るのと、心構えもなく走るのでは、結果が違ってきます。
4. まず水分補給は大切なポイントです。4kmごとに水とスポーツドリンクの給水があります。水分のがぶ飲みは腹痛を起こすので注意しながら、汗によって失われた電解質を補うために、電解質の入ったスポーツドリンクも飲むようにして下さい。
5. キャップやサングラス、アームカバー、ネッククーラー等を使い、皮膚が熱を帯びるのを抑え、走っている最中に感じる暑さを和らげることも必要です。
6. 河川敷なのでコース幅は狭いですが、参加人数が少ないので、すぐにばらけます。景色が単調で30km過ぎから我慢の走りになります。スタート・ゴール地点を通過して、さらに10km走ることになります。周りに走っている人が少ないので、自分との闘いになります。制限時間が7時間と余裕があるので、気持ちを切らさず頑張って下さい。
その他
2016年の参加賞には、ランニンググローブかネックウォーマーを考えているようです。
個人的には、4~5年前の参加賞のポンチョが好きです。大会名入りポンチョは会場で、1,000円程度で販売しているようです。雨よけだけでなく、着替え用に使うとバッチリですので、おすすめの逸品です。