走れメロスマラソンは、2009年に太宰治生誕100年を記念して開催され、五所川原市の合併10周年を記念して復活し、2016年大会で第5回目を迎えます。
五所川原ねぶたが展示されている「立佞武多の館」をスタートし、太宰治の生家である「斜陽館」(太宰治記念館・国重要文化財)を途中見ながら、太宰治の故郷の金木町まで走る大会です。
今回は、走れメロスマラソンのコースの特徴や攻略ポイントについて説明します。
大会の概要と特徴
走れメロスマラソンは、5月29日(日)青森県五所川原市で開催されます。
種目は、ハーフマラソン、10km、5km、3km、フリー(850m)の部があり、それぞれ年代別部門に分かれています。
各種目の定員は設定されていませんが、2500人程度の参加を見込んでいます。
ちなみに、第4回大会は1,972人(ハーフ889人)が出場しています。
制限時間は、ハーフ2時間40分(関門中間地点1時間20分)、10km1時間20分、5km40分、3km30分に設定されています。スタートは、9時にハーフマラソンがスタートし、10時10km、10時20分5km、10時40分3kmになっています。
コースの説明
ハーフマラソンのコースは、立佞武多の館前をスタートし、国道101号線を南下した後、新町交差点で左折東進し、五所川原第一中学校前を通り、五農高校前を通ってから、津軽飯詰駅前から、五所川原第四中学校へと西進します。
その後、北上して津軽すこっぷ三味線快館前、金木駅、斜陽館を経て、最後は金木小学校正門側にゴールするワンウェイレースです。
高低差は22mとほぼ平坦なコースです。
距離表示は1kmごとにあり給水所は9ヶ所あります。これまで基本的なコースの変更はなく、若干の変更があった程度です。
コース攻略のポイント
ハーフマラソンのコースは、高低差がなく、市街地から山間部・田園地帯を通過していくコースです。
このコースの最大の敵は強烈な風です。場所によって向かい風や追い風になりますが、ラスト3kmあたりから強烈な向かい風になることが多いようです。
津軽平野は冬だけでなく、1年を通して風が強く吹きます。
この時期の気温は11℃~20℃ですが風によって肌寒いと感じることもあります。
このコースの風対策は次のようになります。
1. 向かい風に対しては体を前傾姿勢にして走ります。前傾姿勢のポイントは背筋をしっかりと伸ばすことです。
2. 向かい風の時は、歩幅を短くしてピッチ走法で走ります。歩幅が広いと、体が後ろに飛ばされ、推進力のロスになります。前傾姿勢やピッチ走法の練習を、風の強い日にやっておくと良いと思います。
3. 風よけのために、集団の後ろを走るのが得策です。
4. ダボダボなウェアは、強風の時には凧のように風に飛ばされます。風対策には、タイトなウェアを着用します。風の抵抗を減らすことができます。
5. 風は体温を奪うので、タイツやネックウォーマー、アームウォーマーで体温調整すると良いと思います。
6. 風の吹く日は、空中に舞ったホコリや砂から目を守るために、サングラスを装着することをおすすめします。
その他
走れメロスマラソン2016には、ゲストランナーとして森脇健児(松竹芸能所属)さんが参加します。
また、レース後には、十三湖しじみ汁、ごしょ山宝汁などの無料サービスがあります。
コースの途中には、津軽三味線応援があり、沿道の応援も途切れることなくあるなど、走りやすい大会です。