美瑛町は雄大な十勝岳と美しい丘が魅力的な街です。
美瑛ヘルシーマラソンは、雄大な十勝岳連峰を背景に美しい丘陵地帯を舞台に行われます。
このヘルシーマラソンの由来は、世界の長寿地域を地図で見ると、ほぼ同緯度にあり、これをヘルシーラインと呼んでいます。
美瑛町は、まさにこのライン内にあり、ここからヘルシーマラソンの大会名が生まれました。
今回は美瑛ヘルシーマラソンのコースと攻略ポイント等について説明します。
大会日程と概要
2016年大会は、6月12日(日)に美瑛町丸山運動公園陸上競技場を主会場に開催されます。
種目は、ハーフマラソン・クォーターマラソン(10.54km)・ワンエイツマラソン(5.2km)の3種目です。
参加定員は、3種目に6,000人で、昨年はハーフ2,604人、クオーター1,531人、ワンエイツ1,146人が参加しています。
毎年、スポーツライターの増田明美さん(元ロサンゼルスオリンピック代表)が特別ゲストとして参加しています。
また、ランナーのみなさんの走っている姿や交歓会の様子等の大会の模様は、STV(札幌テレビ)の特別番組で放送されています。
コースと制限時間
美瑛ヘルシーマラソンのコースは、美瑛の自然や美しさを満喫できる美瑛町自慢のコースです。
ハーフマラソンは、国立大雪青少年交流の家(白金温泉)の前をスタートし、約14kmは下り基調のコースです。
15km地点から700m、標高差35mの通称「心臓破りの坂」と呼ばれているきつい上り坂があります。
この心臓破りの坂では、増田明美さんがハイタッチをして、ランナーのみなさんを激励してくれています。
この坂のあとも、多少のアップダウンがあり、美瑛町丸山運動公園陸上競技場にゴールするワンウェイコースです。
制限時間は特に設定されていませんが、午後2時で競技終了となります。ここまでゴールできない場合は失格になります。
ハーフマラソンのスタートは午前11時ですので3時間以内にゴールすることができれば完走になります。
コース攻略法
私が過去に走った経験から、このコースの攻略法を説明します。参考にして下さい。
1. スタート地点の国立大雪青少年交流の家は山の上(標高350m)にありますので、そこからひたすら下るという、全国でも珍しいコースです。スピードが出ますので、タイム狙いのランナーが多いのですが、下りが多く足への負担が大きいので要注意です。私は、それで失敗しました。
2. スピードを抑えたつもりでも、平坦な道を走る時より10秒~15秒/kmは早くなっていました。下りが14kmほど続きますから、そこまでは自己ベスト更新間違いなしのペースでしたが、下りが終わると足がどっと重たく感じ、大きくペースダウンしました。しっかり足ができているランナーの方であれば凌げるのでしょうが、下り坂がこれほどまで足に影響するのかと実感した大会でした。
3. 足が止まったところに待っているのが大会名物の「心臓破りの坂」でした。足のスタミナがもう切れかかっていましたので、坂の途中でついに歩いてしまいました。上り坂は得意だったのですが、がまんしきれず歩いてしまいました。走り始めることができたのは、心臓破りの坂が終わってからでした。タイム的には悲惨な結果でしたが、大変良い経験をさせてもらいました。
4. 失敗の原因は、下り坂の飛ばしすぎに尽きます。下りは上りよりも、スピードが出る分足や身体への負担は大きいです。普段、経験したことのないスピードで走り続けるわけですから、徐々に疲れが蓄積していきます。攻略ポイントは、平坦な道を走る時のベストのスピードをオーバーしないようにすることです。そうすることで、足への負担を軽減し、心臓破りの坂も上りきることもできますし、タイムも期待できます。私のように心臓破りの坂を攻略できなければレースは失敗です。
5. 気温は当たりはずれがあります。この時期の美瑛の気温は、最高気温が20℃前後で走りやすいです。しかし、3~4年に1回の割合で気温が高くなる時があり、2013年大会は気温29℃まで上がりました。美瑛町は北海道でも暑い地域ですので、こまめな水分補給は欠かさないことです。給水場は5km毎に4ヶ所、水とスポーツドリンクがあります。服装はTシャツと短パン、キャップとサングラスがあれば良いです。