広大なサトウキビ畑と海岸線を走るマウイマラソンは、ホノルルマラソンより古く、今年で44回目を迎えます。
昨年の2015年大会には、世界中からのべ約3,500名のランナーが集まり、日本からも約500名が参加しています。
2012年からは、多くの日本人ランナーのリクエストにより「ウォリアーチャレンジ(2日間で距離の異なるレースの完走を目指す)」が新設されています。
さて、今回はJTBマウイマラソン2016のフルマラソンのコース攻略法について説明します。
フルマラソンのコース
マウイマラソンのコースは、世界でも指折りの景色の良いマラソンコースと言われ、遠くに島影を望むコバルトブルーの海を感じながら走ることのできる美しいコースです。
スタート地点は、マウイ最大のショッピングセンターのクイーン・カアフマヌ・センターになります。
夜明け前の5時にスタートし、広大なサトウキビ畑を貫くKUHELANIハイウェイに入ると、雄大なウェスト・マウイ・マウテンを右手に、霊峰ハレアカラを左手に望みながら走ります。
15kmあたりから細かなアップダウンが続く最大の難所があります。
しかし、海岸を見下ろす高台に出るので、マウイの絶景がランナーの背中を押してくれます。
中間点を過ぎて海岸線に出ると、後はゴールまでフラットな道です。
給水所はコース上に20ヵ所あり、水、スポーツドリンク、コーラ類、氷水をたっぷりしみ込ませたスポンジが用意されています。
距離表示もありますが、少し狂っているようなので、あまり気にしない方が良いみたいです。
コース攻略ポイント
温かいボランティアの声援がアロハスピリットにあふれ、さすがハワイを感じさせる大会です。
コース攻略ポイントは以下のようになります。
1. マウイのこの時期の天気は、最高気温30℃前後、最低気温20℃、雨はほとんどふりません。スタート時間の5時頃はまだ暑くありませんが、太陽が昇る頃から暑くなり、中間地点を過ぎるあたりはかなり暑くなり、30℃は超えるようです。なにせ常夏の島ですから、暑さは覚悟した方が良いです。給水所がたくさんあるので、必ず給水することと、電解質を含んだスポーツドリンクも飲み、足が痙攣するのを防いで下さい。
2. 脱水状態にならないようにすることと、熱中症にも要注意です。特に、30kmを過ぎると頭も体も過熱してくるので、スポンジで冷やしたり、水を浴びたりする等、熱さに負けないようにして下さい。コース後半になるほど、給水所の間隔が狭くなっているので助かると思います。
3. 15km~20kmは細かいアップダウンがあり、閑散としていますので心が折れそうになります。ここを過ぎれば、フラットな海岸線で景色を楽しめながら走れますので、ゆっくりペースで良いので足を止めないことです。
4. 制限時間は8時間です。10分/kmのスロージョギングのペースでも7時間10分くらいでゴールできます。途中、多少歩いても間に合いますので、粘り強くゴールを目指して下さい。
5. 給食にはスターフルーツやミックスナッツがあります。個人の方がスイカとソーダを出してくれる時もありますが、エネルギー切れが心配な方は、エネルギージェルを持参した方が良いです。
6. 世界でも指折りの景色の良いコースですから、とにかく景色の素晴らしさを実感しながら走って下さい。参加者もそんなに多くないのでのんびり走れます。トイレも並ばすに使えます。
最後に
同じハワイで行われるマラソンでも、ホノルルマラソンは参加人数が3万人(日本人が12,000人)を超える大規模大会なのに比べ、マウイマラソンはローカルな大会です。
でも、ローカルの方がのんびりゆったりと、アロハスピリットにあふれハワイらしいと思います。どうぞ、思いっきりJTBマウイマラソンを楽しんで下さい。
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