マラソンの日本最高記録は、高岡寿成(現カネボウコーチ)が2002年シカゴマラソンで出した2時間6分16秒です。
この記録のマラソンペースは3km/分になります。
さて、自分のペースを知るためにはどうしたらいいのでしょうか。
今回はランニングのペースの計測方法についてご紹介します。
ランニングペースとは
一般的に多くの市民ランナーは、1キロあたり何分かけて走るかという、キロ当たりの時間を基準にしてランニングペースを考えます。
ランニングペースは、時間(分)÷距離(km)ですので、例えば、10kmを1時間で走った場合は、60分÷10km=6分/1km
1キロを走るのに6分のペースということになります。
ランニングペースを意識するようになると、長めの距離を走る場合でも、気持ちの良い一定のペース(イーブンペース)で走れるようになります。
レースでも、イーブンペースで走れると好記録につながります。
ランニングのペースを測るグッズやアプリ
ランニングペースを測るものとして、一般的なのがランニングウォッチ(GPS機能付き)です。
ランニングウォッチには、ストップウォッチ機能の他に、1km毎のペース、ラップタイム(区間のタイム)の機能等がついており、高度なものになると、心拍数の計測や位置情報もパソコンに保存できるものもあります。

ランナーに人気のアプリは次のようなものです。全て無料です。
・ランナー電卓
・Runtastic GPS ランニング&ウォーキング運動記録アプリ
・Nike+ Running
・Runkeeper ランニングもウォーキングも GPS 追跡
市民ランナーの平均ペース
市民ランナーはどのくらいのペースで走ると早い部類にはいるのでしょうか。
日本国内のフルマラソン大会の制限時間は6~7時間です。
完走率が90%であれば、参加した90%のランナーはこの時間内にゴールしています。
このペースは、8分30秒~10分/kmになります。
マラソン初心者の方は、この制限時間内に走ることを目標にすると良いと思います。
フルマラソンの一般的な市民ランナーの平均タイムは、男性で約4時間40分、女性で約5時間10分です。

市民ランナーが目標とするタイムに、サブ4とかサブ3と言われるものがあります。
これは、4時間を切る、3時間を切るということを指しています。

サブ3ランナーはフルマラソンを走る人たちの5%以下、サブ4は約30%です。
早い部類に入ってくるのはサブ4を目指すあたりからで、5分/km以上のペースで走るランナーは、結構早いランナーになってきます。